介護ロボットへの興味から生命医科学部へ
ロボット教室での学びが今、活きている
小学生のときに母がロボット教室を紹介してくれて、楽しかったので入会に至りました。昔からブロック遊びが好きだったのですが、ロボット教室はブロック遊びと違って、設計図(テキスト)と照らし合わせながら作っていくので、その点が特に新鮮な感じがしました。
高校生のときに介護ロボットに興味を持ったことがきっかけで、現在は同志社大学の生命医科学部で、工学と医学が融合した研究分野を学んでいます。
ロボット教室全国大会で
試行錯誤したことが良い経験に
第4回ロボット教室全国大会に出場したときの様子
ロボット教室で一番印象に残っているのは、毎年夏に開催される「ヒューマンアカデミー ロボット教室全国大会(以下、全国大会)」に2回ほど出場できたことです。
全国大会は先生が勧めてくださって、「やってみようかな」と応募してみたところ、思いのほか順調に進むことができて嬉しかったです。
僕が出場したのは、第3回大会と第4回大会のスピードや技術力をタイムで競う「テクニカルコンテスト部門」だったのですが、光センサーの調整などが難しかったです。
授業後も2時間くらい残って、先生が指導してくださりながらロボットを作りこむこともあり、印象深い思い出です。
ロボプロでの学びが今、活きている
ロボット教室を修了した後、ロボティクスプロフェッサーコース(以下、ロボプロ)にも進級しました。
ロボプロはロボットを組み立てる難しさだけではなく、プログラミングも高度になってきて、最初は全く分からなかったのですが、だんだんと分かるようになってきて、それが楽しかったです。特に印象に残っているロボットは、タイヤが3つ付いている「オムニホイールロボット」です。これにタッチセンサーを付けて、自宅でも壁を沿うように動かしたことが面白かったです。
当時は、難しく感じることも多かったロボプロですが、最近になって、大学の授業でも製図やプログラミングを学習することが増えていて、「そういえば昔ロボット教室でやったなぁ」と思うことがあります。
僕が通う同志社大学の生命医科学部では、コンピュータ支援設計システム(CAD:キャド)などを使って図面を書く練習をすることも多いです。そんなときに部品のことや設計図の見方などは親近感を覚えますし、一度ロボット教室でふれていたことで理解がしやすく、良い入口になったのかなと感じています。
介護ロボットに興味を持ち、
生命医科学部へ進学
高校生のときに、祖母が祖父を介護する姿を見て「大変そうだな。近くにいなくてもサポートできることはないかな?」と考えていました。そんなときに「介護ロボット」のことを知り、いつか人を助けるロボットを作りたいと思うようになりました。
今通っている大学には、まさにそうした研究をされている先生もいらっしゃって、目指していた分野を学ぶことができています。
最近では、特に「制御工学」の領域に興味を持っていて、人と接するときに危ない動きをしないように、ロボットをどう制御するか、どう操るか、などを研究してみたいと思っています。将来はまだ決めていませんが、ロボットの開発に携われたらいいなと考えています。
ご両親へひとこと
ロボット教室のほかにも書道・水泳・英語など色々なことを習わせてくれて感謝しています。
押しつけではなくて、提案のようなかたちで興味を持ったことを勧めてくれたり、見守ってくれたりと、小さなころから今も伸び伸びと学ぶことができています。ありがとうございます!
新下関教室の百合野先生より
私がロボット教室の生徒さんたちによく言っているのは「自分で考えられる人になってほしい」ということです。最近の子どもたちは分からないことがあると、すぐに「先生分かりません」と質問して、自分で考えるところまで行きつかない傾向が強いように感じます。
「思考力」は社会に出ても、絶対に活きてくるところなので、ぜひ早くから身につけてほしいですね。
私自身も理系で電子工学科の出身なので、実験などで培った「思考力」や「論理的思考」は今でも活かされていると実感しています。
子どもたちには、ぜひ「自分で考える」大人になってほしいと思います。
他の修了生のインタビュー
今後もインタビューを続々追加予定ですのでお楽しみに!
子どもたちのアイデアは無限大!
ヒューマンアカデミージュニアのロボット教室では、特に優れた作品を教材として取り入れながら、継続的なカリキュラムのアップデートを続けてきました。来年にはお子さまのアイデアが、全国の子どもたちの教材になるかもしれません。
お近くの教室で体験できます
体験授業用の教材でロボット作りに挑戦していただきます。
また、保護者向けの説明会も行います。