【2021年版】自由研究のテーマはこれで決まり!子どもと「SDGs」に取り組もう!|こども教育総合研究所
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【2021年版】自由研究のテーマはこれで決まり!子どもと「SDGs」に取り組もう!

2021/07/07

最近「SDGs(エスディージーズ|持続可能な開発目標)」という言葉を、いろいろな場所で目にしませんか?「SDGs(Sustainable Development Goals)」とは、国連が制定した「2030年までに持続可能でより良い世界を目指すための17の目標」のことを指しています。これまでの国際目標は、国単位の取り組みがメインでしたが、この「SDGs」では、民間企業や個人に対しても、目標達成に向けたアクションを求めているのが特徴です。

地球規模での問題に関して考える機会が多いこの頃、この夏は子どもが世界の問題に対して関心を持つきっかけづくりとして「個人でも取り組むことができるSDGs」を自由研究のテーマにしてみるのはいかがでしょうか。

「SDGs」についての詳しい記事はこちら

子どものうちからSDGsに取り組むメリットとは?

「SDGsのための取り組みを小学生が行うのは難しいのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、子どものうちからSDGsについて学び、関われるようなきっかけを作ってあげることで、子どもは社会全体の仕組みを考え、持続可能な世界をつくるために自分ができることを探してくれるでしょう。

また、SDGsの目標には、「子ども」に関連する課題も含まれています。例えば、世界の不平等や格差をなくすための、「質の高い教育をみんなに」や「貧困をなくそう」といった目標があります。自分と同世代の子どもが直面している世界の問題に目を向け、普段の生活では知ることのできない世界を学ぶことで、子どもの新たな学びや、グローバルマインドを育てることにも繋がるでしょう。教育的にもさまざまなメリットがある「SDGs」について、この夏休み期間を活用して、お子さまと一緒に考える機会をつくってみてはいかがでしょうか。

自由研究でできるSDGs

SDGsの17の目標の中から、小学生にも馴染みがあり、家庭でもできる身近なテーマをもとに、自由研究のアイデアを3つご紹介します。

1. 省エネ活動でSDGsに取り組む

SDGsの目標7は「エネルギーをみんなにもそしてクリーンに」です。この目標を達成するために、発電時に二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーを活用するといった、環境に優しいエネルギーの使い方にシフトする取り組みが進んでいます。そこで今回は、家庭でもできる二酸化炭素を削減する取り組みの1つとして、「フードマイレージの削減」をご紹介します。

フードマイレージとは、食べ物の生産地から消費される食卓までの輸送にかかった「距離×重さ」のことです。生産地と食卓の距離が長くなればなるほど、輸送にかかった二酸化炭素の排出量が多くなり、フードマイレージが大きくなるほど、地球環境への負荷も大きくなる、という考え方です。お子さまの自由研究では、フードマイレージの調べ学習や実験を行うことで、普段の生活でどれくらいの二酸化炭素を排出しているのか、どれくらいのエネルギーを使っているのかを知り、世界のエネルギー問題に関心をもってもらうきっかけになるかもしれません。

テーマ「目標7:フードマイレージを調べてみよう」

1. 普段の食事のフードマイレージを計算する

2. 世界の国のフードマイレージを調べてみる

3. 地元産の食材購入や自転車移動でフードマイレージがどれだけ減らせるか挑戦する

2. 海の問題からSDGsに取り組む

SDGsの目標14は「海の豊かさを守ろう」です。生活ごみが海に流されることで、海を汚染してしまうだけでなく、プラスチックなどの海洋ゴミが生物の命を危険にさらしているというニュースを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

このテーマで自由研究を始めるときは、海洋汚染の原因が身近に潜んでいることを子どもに実感してもらうところからはじめましょう。そして、海辺でのゴミ拾いやプラスチックを使わない生活といった取り組みに、家族みんなでチャレンジしてみると、子どもも飽きずに自由研究を進められるかもしれません。

テーマ「目標14:プラスチックごみから海を守ろう!」

1. 海洋ゴミの影響を受けている海の生き物について調べる

2. 海辺のゴミ拾いをしてどんな海洋ゴミがあるか分類する(安全に注意しましょう)

3. マイバッグやマイボトルを使い、プラスチックごみを出さない生活を7日間送ってみる

3. 身近な廃棄物からSDGsに取り組む

SDGsの目標12である「つくる責任 つかう責任」では、「食品ロスなど捨ててしまうものを減らす」「リサイクルやリユースで限りある資源を大事に使っていく」ことが求められます。その身近な廃棄物の1つとして、使用済みの食用油を使った自由研究アイデアをご紹介します。

油をそのまま排水に流すと水を汚してしまうため、廃油をリサイクルしたり、可燃ごみとして処理している家庭が多いと思います。自由研究ではその廃油のリサイクル方法を調べたり、実際にリサイクル品を作ることで、「つかう責任」を学ぶ機会にしてみてはいかがでしょうか。

テーマ「目標12:捨てちゃだめ!家で廃油をリサイクルしよう」

1. 家庭で年間に廃棄される廃油の量や処分方法を調べる

2. 廃油(使用済の天ぷら油など)のリサイクル方法を調べる

3. 食用油を使って廃油せっけんを作ってみる

石鹸づくりのほかにも、アロマキャンドルや肥料として再利用してみるなど、お子さまの興味を引くようなリサイクル方法を探しながら、自由研究を進めてみても良いかもしれません。

SDGsの目標を自由研究テーマにすることで、子どもの「なるほど」「知らなかった」「これはどうして?」という好奇心や探求心を引き出すことにつながるかもしれません。今年の夏は、自由研究を通して、親子でグローバルな課題を考える時間を作ってみませんか?

理科好きの子どもたちを育てるSTEM教育プログラム|サイエンスゲーツ

サイエンスゲーツは、年長から小学校低学年向けの科学の習い事教室です。
子どもたちが科学を好きになることを目標としており、幼少期のうちに科学のさまざまな体験をすることで子どもたちの知的好奇心を引き出します。

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