最新イノベーションイベント「UPDATE EARTH」で体感する未来と教育|こども教育総合研究所
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最新イノベーションイベント「UPDATE EARTH」で体感する未来と教育

2024/03/22

イノベーション体験イベント「UPDATE EARTH」とは?

先日、群馬県は前橋市で開催されたイノベーション体験イベント「UPDATE EARTH」。

なぜ群馬?と思った方もいらっしゃるかもしれません。

公式サイトによると

 

本プロジェクトは、日本全国の児童・学生(小・中・高・高専・大)から社会人までを対象に起業家育成講座を行い、起業に向けた裾野を広げるとともに、さまざまなイノベーションアワードやビジネスコンテストなどと連携し、ビジネスアイデアを全国から多数集め、支援対象となる起業家の発掘を行います。発掘活動から選抜されたスタートアップや起業家(予備軍も含む、以下「起業家」)のビジネスプランの事業化、海外展開を視野に入れた事業拡大を支援します。

これまで、起業家の育成、発掘、成長支援はさまざまな機関や組織が個別に行っていました。本プロジェクトはこれらを全国規模、一気通貫で行うことを目的にした挑戦的な取り組みです。日本から世界を席巻する企業を生み出し、より良い社会に変革していくことを目指し、プロジェクトを「UPDATE EARTH」と命名しています。

 

とのこと。
つまり社会にイノベーションを起こしている者たちが一同に集まり、コンテストやイベントを通して広く知ってもらおうという新たな試みとなっており、
地方で開催することで地方創生にも貢献したいという想いがあるとのことでした。

今後、さまざまな地方でも開催を検討しているとのことで今後が楽しみです。

どんなイベントが開催された?

イベントでは、

  • ブース展示
  • パネルディスカッション
  • 受賞者採択者発表(NIPPON INNOVATION AWARD/NIPPON INNOVATION TRYOUT)
  • EVカート体験・カーシュミレーター体験
  • ヒューマンアカデミージュニアロボット教室特別ワークショップ
  • 三池監督による“AIと共に最高の映画を創る会”のキックオフイベント
  • AIラーメン

といった多数のイベントが実施され、子どもから大人までイノベーションを楽しく体感できる仕掛けが散りばめられていました。

パネルディスカッションでは、「ローカル×テック×エンタメで拓く”本当”の社会実装」と題し、各業界の先駆者たちによる多角的な視点で「イノベーションを起こすとはどういうことか?」を具体的な事例や取り組みをもとにMCが深堀り。

パネリストは錚々たるメンバーで、前橋から今まさにイノベーションが起こっている!と感じさせるディスカッションでした。

印象的だったのは、各登壇者が最終的には「教育が重要」という話をしていたこと。
未来社会を考えるうえで、子どもたちの教育が社会基盤をつくるということを改めて考えさせられました。

パネルディスカッションの後に別会議室で行われた有識者会議でも、同様の意見が上がっていました。

 


<パネリスト>※順不同
千葉⼯業⼤学 学⻑ 伊藤 穰⼀氏
デロイト トーマツ グループ 執行役 戦略・成長担当CGO/CSO 前⽥ 善宏氏
お笑い芸⼈ 古坂⼤魔王氏
株式会社ジンズホールディングス代表取締 CEO ⽥中 仁氏
TikTok Japan General Manager 佐藤 陽⼀ 氏
株式会社ロボ・ガレージ 代表取締役社⻑ ⾼橋 智隆氏
株式会社 サノフード 代表取締役 佐野 しおり氏
株式会社TOM’S 経営企画室⻑(兼)デザインセンター⻑ ⽥村 吾郎 氏
映画監督 三池 崇史氏
Plug and Play Japan株式会社 執⾏役員CMO/一般社団法人スタートアップエコシステム協会 代表理事 藤本 あゆみ氏
京都大学大学院情報学研究科通信情報システム専攻 教授 原⽥博司氏
株式会社Niantic シニアディレクター/インターナショナルコミュニケーション ⿑藤 ⾹氏
株式会社コーエーテクモホールディングス 取締役常務執行役員CSuO 襟川 芽衣氏


 

実際にイベントの会場でも、より若年層から最新技術に触れる機会を提供できるよう、子ども向けのロボット教室ワークショップを実施。

午前と午後の部で合わせて約100名以上が参加し、大盛況となりました。

未就学児から小学生、中学生までが参加し新登場のロボットづくりを楽しみながら体験。

パネルディスカッションにも登壇していた、ロボットクリエイターの高橋智隆先生もワークショップに登場し、特別に解説も聞くことができました。

実際にロボット教室でアドバイザーとして監修していることもあり、子どもたちの様子を見ながら交流を楽しんでおられました。

ブースでもロボットを体感!全84体の作例を初展示

さらに会場では、さまざまなブースも展示されており、ロボット教室では全作例84体を大公開!(同じキットから84種類ものロボット作例が教材として生み出されています。)

一堂に会したのは史上初とのことで、子どもたちも興味津々。

じーっと見つめて動かない子や触りたくて仕方ない子、「これはどうなってる?」と聞く子、友だちと一緒に「ここはギアがあるから動くんだよ」と話し合っている子たちなど、多種多様な反応を見せていました。未来のイノベーターが生まれる日も、そう遠くはないかもしれません。

その様子に、子どもだけでなく大人も興味を持ってブースに訪れていました。

他のブースでもメイドロボットや操縦型ロボットなど、あらゆる方面のロボットたちが会場を楽しませていました。

ヒューマンアカデミー株式会社 児童教育事業部 須藤事業部長がテレビ取材に応える様子

生成AIがラーメンに!新たなレシピが生まれるきっかけに

また、会場内で話題を呼んだ一つ「AIラーメン」

その名の通りAIと対話しながらレシピづくりに挑んだそうです。
AIから提案されたおよそ1000種類のレシピを店主たちが厳選し、試作を重ねて新たなご当地ラーメンを完成させたとのことで、あらゆる分野の可能性を感じさせます。

味は「もつ煮込みのラーメン版」といった感じ。美味しいです。

たしかにこれまでなかった発想で、イノベーションのポイントである「掛け合わせ」がAIにとって生まれやすくなったのだと改めて感じました。

ChatGPTが活用しやすくなった昨今、家庭での料理作りや家事などで、お子さまと一緒にAIを活用しても面白いかもしれません。身近なモノで感じられると、より一層解像度が上がるのではないかと思います。

イノベーションは未来をつくるきっかけに

イベントの最後には、2分野のビジネスコンテスト「UPDATE EARTHコンペティション」へのの授賞式が開催されました。全国約2万件の応募の中から選ばれた113件を審査し、入賞者14人が発表。

なんと優勝者には賞金10,000,000円が渡され、さらなる未来のスタートアップ促進にかける熱い想いを感じる一日となりました。

優勝者の詳細はぜひコンペティションのレポートもご覧ください。

コンテストには、小中高生クリエイターの支援プログラムもあり、独創的アイディアと卓越した技術を持つ若年層が生き生きとしていました。

年齢やジェンダーに関係なく、イノベーションを生み出す人材が今後ますます社会で求められる昨今。子どもだからという枠にとらわれることなく、「課題を解決する」「革新的イノベーションを起こす」という取り組みに、早くから触れさせてあげることが重要なのかもしれません。

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