年少~年中からでも始められる!タブレット学習でできること、注意点を紹介
2023/02/28
近年、動画や調べものなど、さまざまな形で活用できるタブレットは、年少から年中頃の幼児の学習教材としても注目を集めています。しかし、「年少・年中向けのタブレット学習ではどんなことが学べるの?」「タブレット学習はまだ早すぎる?」「親として子どもにどう学習を指導すればいい?」といった疑問をもつ方も多いかもしれません。
今回は、年少・年中からでも楽しく始められる幼児向けのタブレット学習でできることや注意点をご紹介します。
タブレット学習ではどんなことを学ぶ?
タブレット学習では、タブレット本体に専用のアプリや教材をダウンロードして学ぶのが一般的な学習スタイルです。
学習の内容として年少・年中など幼児向けの場合は、文字や線・形を書くことに慣れるところからスタートし、小学校入学後に習う国語や算数の基礎にもふれることができます。そのため、紙の教材と異なり、学習内容や習熟度別に都度問題集や参考書を選ぶ必要がなく、学習内容に沿ってタブレット1台で長く学習に役立てることができます。
文字や線、形に慣れる教材の例
- なぞりがき
タブレット画面に描かれた丸と丸をつないだり、枠からはみでないように線を引っ張ったりする - 形づくり
三角や四角、丸などの形をタブレットのお手本やガイドの線に沿って書く
文字や線、形に慣れる学習では、幼児の図形や空間認識力を育むことを主な目的として学んでいきます。加えて、学習を繰り返す中で正しいペンの持ち方や筆圧の感覚も身につけることも期待されています。
国語・算数など基礎的な教材の例
- 数字を数える・書く
果物や動物などのイラストを用いて数を数えたり、ガイドの線に沿って数字を書いたりして学ぶ - 足し算・引き算
3個のりんごの絵を順番に数えて「りんごは全部でいくつあるか?」を考えたり、その中から「2個のりんごがなくなるといくつ残るか?」を考えたりしながら、数の概念を学ぶ - ひらがな・カタカナ
タブレットの音声やガイドの線に沿って、読み方や書き方を学ぶ
読み書きや足し引きなどの基礎的な学習では、身近なものの絵や、動画・音声解説で幼児の知的好奇心を刺激しながら、楽しく知識を蓄えることを主な目的として学びの基礎を築いていきます。
年少・年中頃からのタブレット学習で、楽しく学びを深めよう
タブレット学習は、紙のテキストとは異なり、動画や音声を活用して視覚・聴覚の両方から刺激を加えることができます。目と耳を使うことで、幼児の興味を惹きつけながら学習できるため、子どもの集中力を持続させながら楽しく学びを深められるでしょう。そのため、学習内容が定着するなどたくさんのメリットもあります。
タブレット学習のメリット
- キャラクターやモチーフが動いたり話したりしながら解説することで、文字の読めない幼児でも
学習内容が自然と頭に入りやすい
- その場で正解・不正解が分かり、間違えた場合も幼児がタブレットの解説に沿って正しく解き直すことができるため、紙のテキストよりも学習効率がよくなる
- 問題に正解するとキャラクターが喜んだり、ポイントが貯まったりする楽しさで、幼児がゲーム感覚で飽きずに学習が進められる
- 幼児が好きな問題や学びたい内容を、何度でも繰り返し学習できる
タブレットを使えば、小学校で学習する内容を幼児期から先取りして学び始めることも可能です。例えば、小学校低学年くらいで覚える九九や漢字、日本地図なども、タブレットを活用することで、年少・年中の時期からでも抵抗なく学び始められます。
タブレット学習なら、年中頃から英語も学べます!
タブレットを使うことで、年中頃から言葉や数字の学習だけでなく、英語も効果的に学ぶことができます。
一般的に、英語の習熟度を高める上でインプットとアウトプットの両方を組み合わせながら学習することが重要と言われています。単語や文法のインプットと会話でのアウトプットをバランスよく行いながら英語の土台を作りつつ、実際に覚えた内容を振り返りながら英語力を身につけていきます
- インプットに力点を置いた英語学習の例
アルファベットや英単語、基本的なフレーズを「書く」「見る」「復唱する」ことで覚える - アウトプットに力点を置いた英語学習の例
インプットした内容をベースに、簡単な自己紹介や挨拶をはじめとするコミュニケーションで英語を使う
ヒューマンアカデミーの英語教室では、タブレットを活用しつつ、インプットとアウトプットに力点を置き、スピーキング力の向上をゴールとした「ゲームイングリッシュ」を就学前の年中児から提供しています。
タブレットとワークブックで、基本フレーズや単語をインプット
インプット学習では、タブレットに搭載されている「アルファベット学習アプリ」「単語アプリ」「対話フレーズ&挨拶学習アプリ」などのアプリを活用して学びを深めていきます。
- アルファベット学習アプリ
画面に表示されるアルファベットを繋げながら、アルファベットの形と音を覚える
- 単語(名詞)アプリ
英語を話しながらキャラクターを成長させていくことで、正しい発音を身につける
- 対話フレーズ&挨拶学習アプリ
桃太郎などの絵本を読みながら、挨拶表現や自己紹介などの対話フレーズを聞き取り、英語表現や発音に耳で慣れていく
それぞれのアプリは、主人公や敵・仲間などのキャラクターが登場し、ストーリー仕立てになっているため、年中頃の子どもでも楽しく学習できるのがポイントです。
外国人講師とのオンライン英会話で、正しく英語をアウトプット
ヒューマンアカデミーのアウトプット学習では、タブレット学習でインプットした内容を外国人講師とマンツーマンで行う、オンライン英会話形式で進めていきます。明るく親しみやすい外国人講師がユーモアを交えながら、子どもが楽しく発話できる機会を促します。
ヒューマンアカデミーの英語教室では、インプットとアウトプットの学習それぞれで、ゲームやクイズなども取り入れたアクティビティ仕立てで学びを深めていきます。幼児の興味や考える力を引きだしながら、「英語を使ってみたい!」気持ちを高めるレッスンで、年中のお子さまでも楽しみながら正しい英語の使い方が身につきます。ぜひ、無料体験で一度教室の様子を体験してみてください。無料体験のお申し込みはこちらをご覧ください。
年少から年中時期のタブレット学習で、意識しておきたいポイントは2つ
最後に、年少・年中時期から幼児がタブレット学習をする上で、保護者が意識しておきたいポイントを2つお伝えします。
定期的に目を休める
幼児がタブレット学習する際は、定期的に目を休める時間を設けることを意識しましょう。年少・年中向けのタブレット学習では、幼児が楽しく学べる一方で「もっとやりたい」と長時間タブレット画面を見続けてしまう傾向にあります。30cm程度の近くのものを見つめ続けることで幼児の視力低下に繋がったり、集中し過ぎることで姿勢が悪化したりする可能性も少なくありません。
そのため、30分おきに休憩時間を取る、タブレット画面にブルーライトカットフィルムを活用するなど、幼児の目を酷使しない対策を検討することが大切です。
外遊びなど体験活動も行う
幼児期は、外遊びを通じて体を動かし、さまざまなものにふれる体験活動も重要です。
タブレットを使って楽しく学ぶのはよいことですが「1日のうち、タブレット学習は2時間まで」のように学習時間を決め、幼児が外で遊びながら学習する機会を取り入れることも意識しましょう。例えば、外で葉っぱの数を英語で数える、看板の字を読んでみるなど、タブレット学習で得た知識を活かし外で自ら学ぶ体験を設けることで、子どもの世界をさらに広げることができます。
このように、年少・年中頃からタブレットに触れることで、遊び感覚で知識を身につけたり、学習に慣れたりすることができます。年少・年中頃から学びの基礎を作っておくことで、小学校入学後の学習リズムも整えやすくなります。
2019年に打ち出された「GIGAスクール構想※」によって、教育現場でもタブレット学習への注目は高まっており、今後はさらにタブレットなどのデジタルツールを活用した学習が主流になっていくことが想定されます。
年少・年中の子どもが楽しみながら学習できる方法をお探しの方は、タブレットを活用して学びをスタートしてみてはいかがでしょうか?
※GIGAスクール構想とは
ICT教育(情報通信技術)の実現に向けて、2019年に開始された個々の能力・適性に合わせ、創造性を育む学びを目指し、全国の児童生徒に1人1台の端末を支給する、かつ高速大容量の通信ネットワークを整備する取り組みのこと