紙コップで、かんたん教訓茶碗

一円玉

材料

  1. 紙コップ (1つ)
  2. ストロー (1本 先が曲がるもの)
  3. 水  (コップ1杯程度)
  4. はさみ (1本)
  5. セロハンテープ (適量)
  6. 鉛筆 (1本 先がとがったもの)
    ※あればボウルも準備しよう

実験の手順

STEP 1
紙コップの内側から、底に鉛筆で穴を開ける
※ストローがぴったりはまる程度の大きさの穴。開けすぎ注意!
STEP 2
ストローを180度に曲げ、セロハンテープで固定をする
※ストローが途中でつぶれないように注意しよう
STEP 3
曲げたストローを、紙コップの内側から穴に差し入れる
STEP 4
ストローが長い場合には、先端をハサミで切る
STEP 5
紙コップに水を入れる
(写真では、分かりやすくするための透明なコップを使用しています)
※水を入れる時は、下にボウルを置いておくか、流しやお風呂場など水がこぼれてもよい場所で実験をしよう。
「水を少しだけ入れると、水はどうなるかな?」
「ストローの頭の高さよりも多く水を入れたら、どうなるかな?」

解説「どうして、こうなったの?」

これは空気の力と水が流れ出ようとする力を利用しています。紙コップに水を少しだけ入れると、水はこぼれません。しかし、たくさんの水を入れると(ストローの曲げた部分よりも高く)ストローの中に水の通り道ができます。そして、上から空気が押す力(大気圧)も加わり、水がストローから流れ出す、という仕組みになっています。これには「サイフォンの原理」が使われています。このような仕組みの器は「欲張ってたくさん飲もうとすると、飲めなくなる」という意味で、教訓茶碗とも呼ばれています。

さらにすすんで

  • 水は流れはじめると、どれくらいの水位で止まるかな?
  • ストローを刺す位置をコップの底ではなく側面など変えてみたら、結果はどうなるかな?
  • コップの周りにシールなどを貼ってデコレーションしてみよう!
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