初心者向けのプログラミングゲームおすすめ14選!
2025/05/19
ゲームでプログラミングが学べるのは本当でしょうか。この記事ではゲームで遊びながらプログラミング的思考や創造性を身につけられる、初心者向けのプログラミング教材を多数紹介しています。小学生からでも気軽に楽しめるゲームで、プログラミングの世界へ飛び込んでみましょう。
そもそもプログラミングゲームとは?
プログラミングゲームとは、プログラミングを学習したりプログラミング的思考を養ったりすることを目的としたゲームのことです。体系的なプログラミング学習とは異なり、ゲームを通して楽しみながら学べるのが特徴です。
プログラミングゲームのメリット
プログラミングゲームは子どもから大人まで、初心者の方が楽しみながら学べるように作られています。プログラミングゲームを学習に用いるメリットを紹介します。
初心者でも楽しみながら学べる
ゲームの最大の魅力は、遊びの要素を取り入れて意欲を引き出すことです。ビジュアルプログラミングゲームは、プログラミングの経験がない人でも容易に始められるように設計されています。例えば直感的なインターフェースと容易な操作により、プログラミングの基本的な概念(順次処理、繰り返し、条件分岐など)を視覚的に理解できます。またゲームクリアという目標があることで達成感を得やすくし、難易度も段階的にアップしていくことでモチベーションが維持しやすくなっています。
プログラミング的思考を養える
プログラミング的思考とは、問題を分解し順序立てて解決する能力です。プログラミングゲーム内の課題を解決するためには、論理的に考えてそれを表現する必要があります。与えられた問題を分析して解決策を考案し、それを実行に移すプロセスを繰り返す中で、自然と論理的思考力、問題解決能力、創造性が養われます。失敗を恐れず試行錯誤することで最適な方法を見つけ出す柔軟な思考力を身につけ、問題解決力を育むことができます。
ITリテラシーを身につけられる
プログラミングゲームは、現代社会で必要とされるITリテラシーを育むためにも効果的なツールです。現代ではコンピュータを操作できるだけでなく、デジタル情報を理解し、適切に活用できる能力が求められています。プログラミングゲームには情報機器の取り扱いやデータ処理の基礎知識、セキュリティやプライバシーといったリテラシーを学べるものもあります。
初心者向けのプログラミングゲーム・アプリ14選

Scratch(スクラッチ)
マサチューセッツ工科大学が開発した、代表的なビジュアルプログラミング言語です。カラフルなブロックをドラッグ&ドロップで組み合わせ、直感的にプログラムを作成できます。世界中に活発なオンラインコミュニティがあり、作品の共有や交流も盛んです。豊富なチュートリアルや教材が用意されており、初心者でも安心して学習に取り組めます。
Viscuit(ビスケット)
日本の工学博士が開発した、文字のないビジュアルプログラミング言語です。自分で描いた絵を動かせることに特化し、シンプルな操作で小さな子どもでも直感的に操作できます。アニメーションを作るように遊びながら絵を動かすルールを設定することで、プログラミングの基本的な考え方を自然に学べます。
code.org:Hour of Code
体系的にプログラミングを学べることで有名なサイト「code.org」の中のプログラミング体験コンテンツです。簡単な操作で、気軽にプログラミングを体験できるように制作されています。有名なキャラクターの提供を受けているコンテンツも多数あり、子どもにも興味を持たせやすくなっています。
MOONBlock(ムーンブロック)
日本の株式会社が開発した、ゲーム作成に特化したビジュアルプログラミング言語です。これもブロックを組み合わせての操作ですが、文字表現が比較的多く、文章の理解が得意なタイプの子どもに向いています。また教育現場での利用を想定した教材やカリキュラムが用意されており、まったくの初心者から中級者までのステップアップを支援しています。
GLICODE®(グリコード)
お菓子で有名なグリコが開発した、ポッキーを用いたプログラミング学習アプリです。必要なものは「GLICODE®をインストールしたスマートフォンまたはタブレット」「ポッキー」「ポッキーを並べるための衛生的な白いシート」の3種類。ポッキーの並べ方で指示を作り、キャラクターの課題をクリアするなどのミッションに挑戦します。
LightBot(ライトボット)
シンプルなブロックでキャラクターの動きをプログラムするタブレット・スマートフォン用のビジュアルプログラミングアプリです。キャラクターがいかに効率よくポイントを通過できるかを考えプログラミングしていくパズルのような問題が、レベルアップしながら次々に出てきます。小学1年生前後を対象とした「Lightbot Jr」や少ない問題で構成された「Lightbot : Code Hour」も用意されています。
Minecraft: Education Edition(教育版マインクラフト)
マイクラは世界的なオンラインゲームとして有名ですが、教育機関向けに「教育版マインクラフト」も提供されており、これがプログラミング学習に用いられることもあります。もともとのゲームもプレイすることでプログラミング的思考を育むことができますが、教育版では「クラスの生徒と指導者」がひとつの世界を共有でき、そのなかでクラスメイトと共同作業できるのが特徴です。クラスメイトとどのように協力して世界を作るか、共同作業を通して協調性も身につけながらプログラミング的思考を学べる教材です。
Tynker(ティンカー)
Tynkerは、ビジュアルプログラミングを用いた教材です。ゲーム制作、アニメーション作成、ロボット制御など幅広いプロジェクトを通じてプログラミングスキルを習得できます。マインクラフトとの連携も可能で、子どもたちの年齢やレベルに合わせて基礎から応用まで段階的にスキルアップできるカリキュラムが用意されている点も特徴のひとつです。
LOOPIMAL(るーぴまる)
iOS向けのビジュアルプログラミングアプリで、ブロックを並べて自分なりのリズムを作りだし、表示されている動物とともに音や拍子、アニメーションを楽しめる音楽特化のプログラミング教材です。文字表記を必要としないインターフェースのため、幼児から遊べるアプリとなっています。
GPリーグ プログラミングコロシアム
プログラミングの基礎をゲーム感覚で学べるタブレット・スマートフォン用アプリです。ビジュアルプログラミングでキャラクターを動かし、ステージ上のポイントを集めるシステムで、1人用のレッスンモードと対戦モードが用意されています。
プログラミングゼミ
株式会社DeNAが開発した、シンプルなブロックでキャラクターの動きをプログラムするタブレット・スマートフォン用のビジュアルプログラミングアプリです。主に小学生をターゲットにしており、メニューやプログラミング言語がひらがなで表記されているのが特徴です。チュートリアル動画やヒント機能を搭載しており、小学校低学年からでも1人で操作可能です。保護者や教員が1日の使用時間の設定や作品公開の可否設定をできるという点でも、安心して利用しやすいアプリです。
プログル
特定非営利活動法人が提供しているビジュアルプログラミング教材で、ブラウザ上で動作するためすぐに始めることができます。課題をクリアしては次のステージに進むドリル型で、達成感を得ながら進められます。授業時間(45分)での利用が想定され、指導案付きのコースも用意されており、学校の授業で取り入れられやすくなっています。
Blockly Games
Googleが開発した、ビジュアルプログラミング言語を使用したゲームです。すべてのゲームが日本語化対応されているわけではありませんが、ビジュアル的にわかりやすいブロックタイプのプログラミングツールで、ひとつひとつのゲームが短時間で遊べるようになっています。「パズル」「迷路」など簡単なものから取り組んでいくとよいでしょう。
Swift Playgrounds
プログラミング言語「Swift」をメインにプログラミングを学習するiOS向けのアプリです。画面上にはテキストでプログラミングコードが表示されますが、実際に入力する必要はなく、主にタッチ操作でプログラミングを行いパズルを解いていくことができます。ある程度プログラミングに慣れてきた中学年向けのステップアップにも適しています。
まとめ
プログラミング学習は一見難しそうに思えますが、ゲームを通してならば未就学児からまったくの初心者の大人まで、誰でも楽しみながら論理的思考や問題解決能力を養うことができます。この記事では、おすすめのプログラミングゲームをいくつかご紹介しました。これらのゲームはプログラミング的思考を育むだけでなく、創造性や問題解決能力を養うことにも役立ちます。また、習い事で体系的に学習することで理解が深まるのでおすすめです。気軽にゲームを通してプログラミングの楽しさに触れ、未来を切り拓くスキルを身につけましょう。