子どもの考える力を伸ばそう!親ができる3ステップを紹介!
2021/05/28
お子さまの「思考力」を伸ばしたいと考える保護者のかたは多いのではないでしょうか?ただ言われたことをやるだけではなく、自分で考えて物事を解決できる人材がこれからの社会には必要だと言われており、それには思考力、つまり「考える力」がとても重要です。しかし、考える力はすぐに伸びるものではなく、日々の積み重ねが大切。学校の授業の他に、どのようにすればお子さまの考える力は育まれるのでしょうか?
そこで今回は、普段から実践できる「考える力を伸ばす方法」をご紹介します。
今の子どもたちに求められているのは「考える力」
少し前までは暗記型学習が主流でしたが、今の子どもたちが身につけるべき能力としては「覚える力」よりも「考える力(=思考力)」に注目が集まっています。学校教育でも、2020年度に改訂された学習指導要領で重要視する力として「思考力」が挙げられており、近年の中学入試や大学共通テストでは、答えの正確性よりも、「考えた過程」を評価する問題が増えています。
また、インターネットやAIの発達という社会背景も、子どものうちから「考える力」を高めておくべき理由の一つと言われています。人間よりも速く正確に答えを導き出すAI技術で、遠くない将来、多くの職業や役割がAIに代替されると言われています。そのため、今の子ども達が大人になった時、AIが対応できない領域で活躍できるようになるためにも思考力を身につけておくことが求められています。お子さまの将来を見据えて、今のうちから考える力を伸ばすように意識してみてください。
子どもとの会話が考える力を伸ばす
学校の授業を通して思考力を鍛えることもできますが、より身近な環境でお子さまの考える力を伸ばす方法としておすすめなのが、たくさん会話をすることです。子どものうちは親子で会話をする時間と頻度が多いので、上手く活用すると考える力を着実に伸ばすチャンスになります。しかし、ただいつものように会話をするだけでは、お子さまの考える力はあまり伸びません。親子の会話を少し工夫した3ステップで考える力を引き出しましょう。
Step 1|気づきや疑問を、考えるきっかけにする
子どもは好奇心が旺盛で大人が気づかないさまざまなことに関心や疑問を抱きます。自然に浮かんだ気付きや疑問は、何かを考える時のお題となり、考え始めるきっかけになるので、思考力をトレーニングする絶好のチャンスです。お子さまが気づいたこと、疑問に思ったことを見逃さないようにしましょう。このとき、どんな些細な内容でも拒絶せずに、共感することが大切です。ときには保護者から質問を投げかけてみるといいかもしれません。
きっかけを逃さないおすすめの声掛け
- どうしてこうなったんだろうね?
- どうなんだろう、どうしてそう思うの?
- 最近気になっていることある?
Step 2|ゆっくり考えさせる
お子さまに何か聞かれたとき、すぐに答えを言って会話を終わらせてしまうことはありませんか?答えを教えて学ばせることも大事ですが、思考力を鍛えるためには、お子さまの疑問に大人が答えを与えず、まずはじっくり考えてもらいましょう。親が先回りしないことが大切で、お子さまの考えや答えが間違っていたとしても、最後まで話を聞く姿勢を崩さず、お子さまからたくさんのアイデアを引き出すことを意識してみてください。
Step 3|子どもと一緒に答えを探す
たくさん考えを出したら、一つの結論にたどり着けるよう一緒に考えてみましょう。このときもお子さまに答えを「与える」のではなく、「気づかせる」ことがポイントです。お子さまとの会話を広げて新しい視点に気づかせてあげたり、質問やヒントで考えやすくなるように話してみましょう。また、親子で一緒に分からないことを調べてみると、お子さまの自発的思考や積極性も磨かれます。
おすすめの声掛け
- そうかもしれないね。一緒に調べてみようか!
- 私はこう思うんだけど、あなたはどう思う?
- つまり、どういうことなんだろう?
お子さまの考える力を伸ばすポイントは「考える時間と機会をたくさんつくる」ことです。そのために、考える力を伸ばす会話のStep 1~3を実践して、お子さまに考える時間を作りましょう。しかし、最初からお子さまとの会話を広げたり、積極的に考えさせるようと工夫することは難しいかもしれません。慣れないうちはお子さまとの会話で積極性に「どうしてそう思うの?」と聞くだけでも、お子さまが考えるきっかけを作ることができます。
普段の生活の中で実践するのが難しいと感じる方は、自然と気付きや疑問が得られる環境で本格的に思考力を引き出してみるのもおすすめです。例えば、習い事をしている最中は新しい気づきや発見、疑問が生まれやすく、お子さまも自然と考える習慣が身につくと言われています。お子さまが楽しみながら考える力が身につく習い事の一つとして、おすすめなのがSTEAM教育の習い事です。
子どもの「考える力」を養う習い事
- ロボット教室
ロボット教室では、テキストを読み解き課題のロボットを作る時や動きの仕組みを自分で考えて改造していく過程で論理的思考力をトレーニングすることができます。積み木やブロック遊びのような感覚で楽しくロボットを組み立てながら、考える力を養っていきます。
ヒューマンアカデミージュニアのロボット教室は、全国の各都道府県に教室がありますので、まずは体験授業に参加してみてはいかがでしょうか。お近くの教室はこちらをご覧ください。
- プログラミング教室
プログラミングの学習は、物事を順序立てて考える「プログラミング的思考」が身につきやすいと言われています。子ども向けのプログラミング教室では、専門スキルを磨くことの前に、プログラミングを通して生活に役立つ「考え方の基礎」を練習していくことに重点が置かれています。パソコン操作が分からなくても、レベルに併せて簡単なブロック操作から始めるプログラミング教室もあるので、幼児や小学校低学年のお子さまにもおすすめです。
ヒューマンアカデミージュニアのこどもプログラミング教室は無料体験教室を開催しています。まずはお近くの教室でプログラミング教室を体験してみませんか?詳しくはこちらをご覧ください。
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科学教室
科学教室では、小学校で学ぶ物理や科学、地学など幅広い分野の実験を行います。実験をする前に自分で仮説を立て、実験で検証しながら考察する理科実験は、お子さまの考える力を鍛えるにはピッタリです。また、科学実験は、五感を活用した体験なのでお子さまも実験を楽しみながら考える力を身につけることができます。ヒューマンアカデミージュニアの科学教室なら、自宅からオンラインで無料体験授業に参加できます!詳しくはこちらをご覧ください。
子どもの考える力を伸ばすには、日頃から考える癖をつけておくことが大切です。お子さまの考える力を伸ばす会話の3ステップを生かして、お子さまとたくさんコミュニケーションを取ってみてください。更にSTEAM教育の習い事もうまく活用することで、お子さまの考える力を自然と伸ばすこともできます。
まずはお近くの教室で開催している体験教室に参加してみてはいかがでしょうか?