25,000分の1を目指して!ロボット教室全国大会
2020/09/23
近年「STEAM教育系の習い事」は、思考力や集中力、理系の基礎力が鍛えられると注目を集めているのをご存知ですか?なかでもロボット教室は、2020年から小学校でも始まった「プログラミング教育」に近いことが学べる習い事として人気が高まっています。「ロボット教室に通わせてみたい!」と考えていても、学習塾や英会話などと違って、学校のテストには成果が反映されにくいので、本当に通わせるべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そもそもロボット教室では何をするの?
ロボット教室とは、複数のパーツを組み立てる過程を通して、子どもたちが楽しみながらさまざまな力を育む教室です。さまざまなロボットが作れるキットを使って、教室のテキスト通りにロボットを組み立てたり、自分で改造してオリジナルのロボットを作ったりします。ギアやモーター、ブロックなど複数のパーツを組み立ててロボットを作るという「モノづくりを通して」子どもの論理的思考力や集中力などを伸ばすことができる習い事と言われています。
例として「ヒューマンアカデミー ロボット教室全国大会」の様子を見ると、論理的思考力や集中力以外の力も身につけられていることがわかりました。そこで今回は、初のオンライン開催でライブ配信された全国大会の様子から発見した「ロボット教室で伸ばせる力」の中でも特徴的な「3つの力」をご紹介します。
ロボット教室で伸ばせる力
1. 自分から進んで質問する「積極性・向上心」
ロボット教室を通して身につく力に「積極性」と「向上心」が挙げられます。ロボット教室全国大会に出場したお子さまの様子からも見ることができます。例えば、ドラムを演奏する「ドラムロボ」を完成させた田上さん(小1)は、自らロボットの構造について、教室の先生に相談して作り上げたそうです。小学校低学年の子どもだと、先生に質問するとき上手く伝えられなかったり、恥ずかしくてなかなか聞けなかったりなど、質問すること自体が実はカンタンなことではありません。田上さんの、「自分が思い描くロボットを完成させたい」という向上心が自主性や積極性へとつながり、先生への質問を繰り返しながらロボットの実現を後押ししたのではないでしょうか。
また、大会中に開かれた、ロボットクリエイター・高橋智隆先生への質問コーナーでも、全国大会出場者の積極的な姿がたくさん見られました。子どもたちからは、「ロボットのアイデアを考える上で重要なことはなんですか」といった、ロボット作りに関する鋭い質問が絶えませんでした。ロボット教室を通して夢や目標を抱き、そして実現するために、積極的な姿勢が自然に身についていることが、この様子からもよく分かります。
2. トラブルにも屈しない「粘り強さ」
トラブルがつきもののロボット製作では、その過程で「粘り強さ」「根気」も鍛えられると言われています。タブレットを使った本格的なプログラミングが可能となる「アドバンスコース」の飯田さん(小6)は「メガ大車輪さん」という回転ロボットを作りましたが、本番の発表でロボットがなかなか思うように動いてくれませんでした。しかしトラブルにもくじけず、ロボットの魅力を最後まで存分に発表してくれました。また、飯田さんが諦めずに作品を信じて発表する姿を見て、大会審査員は飯田さんにもう一度ロボットを動かすチャンスあたえていました。
ピンチに直面した時に、パニックに陥らず冷静に対処することは、大人でも簡単なことではありません。飯田さんだけでなく、ロボット教室に通うお子さまはみんな、理想とするロボットの動きを実現するため、思うように動かない悔しさを何度も経験したのではないでしょうか。ロボット教室では、そのような困難に直面しても諦めずロボットと向きあい続けることで、モノづくりの枠にとどまらない「あきらめない心」「困難に挑む姿勢」などを得られるのではないでしょうか。
3. 論理的に説明する「プレゼン力」
今年で10回目だったヒューマンアカデミーのロボット教室全国大会ですが、今回のオンラインの発表で驚かされた点はお子さまの高い「プレゼン力」です。出場者は、自分が作ったロボットの魅力や製作の難しさを2分という短い制限時間の中で説明しなければなりません。しかも今回は『オンライン』での開催。人前でのプレゼンはもちろん緊張するのでしょうが、オンラインでカメラを目の前にしたプレゼンは向こう側にいる人たちの様子や表情が見えないため、その中で自分の想いを伝えるというのはとても難易度の高いプレゼンです。そのような状況の中、各々フリップを使ったり、身振り手振りを使ったり工夫して作品の魅力を伝えていました。
例えば、「プロペラ飛行機ロボ」を作った山本さん(年長)は、ロボットのパーツを実際に取り外して実演しながら、本物の飛行機の様子を忠実に再現するために行った工夫を発表していました。
また、出張さん(小3)は、カメラの向こうにいる観覧者に問いかけることで、ロボットを製作する上での工夫をアピールしていました。抽選をしてくれるロボット「ロボガラポン」には、アタリの時に音楽が流れるというユニークな仕掛けがあります。出張さんの「アタリを感知するセンサーはどこにあるのでしょうか」という問いかけで、センサーの取り付けが画期的なアイデアだったことや、調整に苦労したことがわかりやすく伝わってきました。
2人が発表で使った「実演」や「問いかけ」は、大人でもなかなか実践できないテクニックです。他の出場者も「難しかった点は何だったのか」や「困難をどのようなアイデアで乗り越えたのか」を、分かりやすく筋道立てて発表していたので、ロボットについての知識がなくても、作品の魅力を十分に理解することができました。
今回は、実際にロボット教室に通う生徒さんたちが日頃の学習成果を発表する「第10回ロボット教室全国大会」での様子を通して、ロボット教室はSTEAM教育としてのメリットだけでなく、将来にも役立つスキルを身につけることのできる習い事だという発見をまとめてみました。
ヒューマンアカデミーロボット教室は、全国に約1,500教室あります。9月30日までは入会金が無料になっていますので、まずはこの機会にお近くの教室の体験授業に行ってみてはいかがでしょうか?※9月30日までの入会かつ、体験授業参加から3日以内の入会に限られます
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