小学校入学に向けた「準備運動」はしていますか?新一年生の学びをスムーズにするために自宅でやっておきたいこと【前編】
2021/01/26
まだまだ寒い日が続きますが、お子さまが新一年生になるご家庭では、春に向けた入学準備が着々と進んでいるのではないでしょうか?
入学準備といえば、学校から配布される「入学のしおり」にも書いてある通り、ランドセルや文房具など買い揃えなければならないものがたくさんあります。しおりに書いてあるもの以外でも、
・通学路の確認
・お子さまの交通ルールの理解(手を挙げて横断するなど)
・持ち物に名前を書く(紛失防止、お子さまが自分の名前を書く練習やシールタイプも)
・キーチェーン(貴重品管理のため)
などが必要になってくるので、お子さまの性格やご家庭の状況にあわせて、しっかりと用意していきましょう。
こういったリストをもとに、準備を進める方が多いかと思いますが、意外と見落としがちなのが「勉強の準備」です。今回は「学校で学ぶための準備」に注目して、小学校の主要教科ごとに、ご自宅でできる準備をご紹介していきます。
小学校1年生は学習習慣を身につける最も重要な期間
小学校では、「ひらがなの練習」や「数の数えかた」といった基本的な内容から授業がスタートするので、入学前に準備する必要が無い、と考える方も少なくないかもしれません。しかし、小学校1年生は今後の学習に対する子どもの価値観を決定する期間として「生涯の中で最も重要な1年である」と位置付けられることもあるほど、重要な期間でもあります。
ファーストステップとなる大切な期間に、「カタカナが読めないから国語は好きじゃない」「10以上の数を数えるのが苦手だから算数は嫌い」といった勉強への悪い印象を持ってしまうと、その後の意欲にも影響してしまうかもしれません。
子どもが気持ちの良いスタートを切るためにも、入学前に勉強に関する準備運動を親子で一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか?
自宅でできる小学校入学前の学習準備(国語編)
小学校入学前に家庭でできる「勉強面」の具体的な準備方法について、まずは国語の授業に向けた準備からご紹介していきます。
小学1年生の国語の授業では、音読、ひらがな・カタカナの書き取り、漢字の書き取り(80漢字)、簡単な作文の仕方などを学びます。小学1年生で習うひらがなやカタカナ、漢字の書き取り自体は難しいものではありませんが、正しい書き順で書けない子どもは多くいるかもしれません。正しい書き順で文字を書くことで、文字の習いはじめに起こりがちな「鏡文字」も防げます。
入学前の準備では、正しい書き順でひらがなを書くことができるように練習しましょう。「ひらがな 書き順 無料ドリル」と検索すれば、無料でもダウンロードして練習できるドリルを見つけられます。
また、入学後の授業の音読や作文でつまずかないためには、絵本の読み聞かせなどを通して文章に慣れてもらうことが大切です。普段ご家庭で絵本の読み聞かせをしているなら、親子で交互に1ページずつ読み聞かせをし合い、少しずつ練習をしてみるのも良いでしょう。
1月29日公開の後編では、小学校入学前の「算数」「英語」の勉強準備についてご紹介します。こども総研では、メンバー限定で「新着記事」をご案内しているので、この記事の続きが気になった方はぜひメンバー登録をしてみてくださいね!