Arduino創作部門

Arduino創作部門は、マイコンボードを使って製作したロボットや作品を、プログラムにより自律制御された状態にして発表し、アイデアの独創性/制御(技術点)/デザイン性/プレゼンテーションを総合的に審査する競技です。
Arduino互換のマイコンボードと開発環境ソフトArduino IDEを使用することが条件となりますが、その他の部分は自由に創作することができます。「創造力」と「実現力」を、最大5分の持ち時間でいかにうまくプレゼンテーションできるか、が肝となります。与えられた時間の中で、皆さん懸命に発表を行いました。

Arduino創作部門 結果発表

最優秀賞

愛知県 国府教室 伊藤 空さん(高2)写真1

愛知県 国府教室 伊藤 空さん(高2)写真2

愛知県 国府教室 伊藤 空さん(高2)写真3

愛知県 国府教室 伊藤 空さん(高2)

作品名「おみやげ爆弾」

作品のポイント
僕は、人の役に立つロボットを作りたいと思い、“適度な緊張状態を作り出し脳を活性化させるロボット”を作りました。
ここで言う活性化とは、作業効率アップやボケ防止につながるというものです。
蓋を開けるとブザーとタイマーが起動して、風船が膨らみます。3本のケーブルから一つ選んで解除を行います。1本は解除成功、2本はハズレで解除失敗となります。

こだわったところは、1秒を正確に表示したところです。
リアルタイムクロックモジュールを使用して1秒単位で正確な時間を取得することができるようになりました。
爆発までの残り時間を小数点第二位まで表示して緊張感を演出したかったのですが、リアルタイムクロックモジュールは整数の表示しかできないため、1秒経過する間のループ数を計測し、積算していくことで小数点以下の表示を実現しました。

古田先生のコメント
デモンストレーションは、「子ども向けにした」ということで控えめでしたがプロから見るとレベルの高いことをしている作品でした。ボンベ、さまざまなデバイス、それをArduinoにつなげて全部調和させて動かしている。
技術力を評価して最優秀賞を贈ります!

伊藤さんの通っている、愛知県 国府教室の詳細はこちら

ヒューマン特別賞

大阪府 狭山池前教室 大本 航太郎さん(高2)写真1

大阪府 狭山池前教室 大本 航太郎さん(高2)写真2

大阪府 狭山池前教室 大本 航太郎さん(高2)写真3

大阪府 狭山池前教室 大本 航太郎さん(高2)

作品名「コミュニケーションロボ」

作品のポイント
僕が作ったロボットは、コミュニケーションロボットです。
普段ロボット教室でプログラミングをしていて、思いがけない動きをした時に「ロボットと対話できればいいのに。」と思ったことが製作のきっかけです。
このロボットは、顔のいろいろな部分を触ると多種多様な動きをして、感情を表現します。コミュニケーションを取ることを目的としているので、人の動きをリアルに表現するより、愛着が湧く動きをするように工夫しました。

また、このロボットはArduinoを2つ使っています。普段使っているマイコンボードだけではセンサーを取り付けるだけでピンがいっぱいになってしまったので、ジャンパー線を3本使い、もう一つのArduinoに信号を飛ばしてサーボモーターだけ違うプログラムを組み直しています。マイコンボードを2つ使うことでより多くのセンサーを付けられるようにしました。

古田先生のコメント
部門優勝に近い評価でした!
相当努力して仕上げてきたと思います。彼は新しいことを企画する力に長けていると思います。
これから先も、面白いものをどんどん造ってください。期待しています!

ヒューマン特別賞

大阪府 狭山池前教室 中村 倫晟さん(中1)

大阪府 狭山池前教室 中村 倫晟さん(中1)

大阪府 狭山池前教室 中村 倫晟さん(中1)

大阪府 狭山池前教室 中村 倫晟さん(中1)

作品名「近未来水陸両用カー」

作品のポイント
僕の考えたロボットは、「近未来水陸両用カー」です。球体の中に入って動く乗り物があったら面白いなと思ったので作りました。このロボットは陸も水面も自由に動くことができるので、船でしか行けなかったところにも行くことができます。 また、災害時には、球体で水に浮くので救助や避難に使うことができます。

工夫した点は3つです。
1つ目は、大きいタイヤを使ったことと、違う大きさのタイヤをいくつか作り、球体に沿うように設計しました。
2つ目は、バランスを取りやすいように重心を下にしました。
3つ目は、球体のつなげ方です。始めはネジや外側をテープで固定しましたが動かすとすぐ外れてしまいました。
そこで、ホームセンターで見つけた目張りテープを使ってくっつけたところ、全く外れずに動かすことができました。
今後の改善点は、水の上でも推進力を付けて自由に動けるようにすることです。

古田先生のコメント
今年の9月にロボプロに入ったばかりなのにここまでの完成度の作品を作ったことと、神的なプレゼン力に驚きました。将来性に期待して、ヒューマン特別賞を贈ります!

Arduino創作部門 出場者のご紹介

愛知県 植田教室 磯部 洋さん(中3)写真

愛知県 植田教室 磯部 洋さん(中3)

作品名
「SB-R」

作品のポイント
僕が作ったロボットは、「SB-R」という自分で歩行できるロボットです。 制御プログラムの見直しを徹底的に行いました。 ロボプロシールドという拡張パーツは、2種類のモーターをを同時に使うことができないという問題があるので、今回はロボプロシールドを全く使わずに自分でカスタマイズしてモーター2台を制御するということにチャレンジしました。

兵庫県 川西鶯の森教室 岡本 経志さん(中2)写真

兵庫県 川西鶯の森教室 岡本 経志さん(中2)

作品名
「arduino ポータブル
『ブロックくずし』ver.」

作品のポイント
僕はゲームが好きなので、ゲーム機を作りました。プログラムは、ライブラリ定義などの関数設定を行う部分・初期設定・プログラム本文の3つに分けて作りました。
数値の定義の仕方を工夫して、誰でも改造できるようになっています。ゲームらしくするためにタイトル画面も作りました。