
フリー部門は出場者自身が自由にテーマを考え、作品を製作します。 技術力の高さだけでなく、テーマやアイデアの意外性、奇抜さなど審査員を驚かせる要素も評価の対象です。

MVP賞



福岡県 中間教室/中学3年生(14歳)
山本 蒼也(やまもと そうや)さん
MVP賞
                  作品名『ダンシング・チンアナゴ』
作品のポイント
                  光センサーで明るさを判別し明るいとき、暗いとき、バイオメタルファイバーで表現したチンアナゴがそれぞれ違った動きをするように工夫しました。
                  動きは乱数を使ったプログラミングでバラバラに動かし、生物らしさを出しています。
                  特に難しかった動きは大きな振動を感知したときに、チンアナゴが驚いて止まるという動きです。
                  メインのプログラムが実行中の間は他のプログラムが実行できません。
                  なのでマイコンの割り込み実行機能を利用し、メインのプログラムが実行されていても関係なく反応できるようにしました。
                
古田先生からのコメント
                  「今回の全国大会、どれもこれも素晴らしくて最優秀賞(MVP)を決めるのにとても時間がかかりました」なんていう歯の浮いたことは言いたくない。君は満場一致なおかつ最速記録でMVPに決まりました。
                  技術力も企画力も細かい造作や動きに至るまでそのすべてが圧倒的に素晴らしかった。久しぶりに欲しいかもと思ったものを作ったのが君だった。できるならば(山本くん自身を)うちに(fuRo)ほしいくらいだ。ほめる言葉が難しいくらい素晴らしかったね。おめでとうございました!
                


フリー部門 最優秀賞



大阪府 狭山池前教室/中学2年生(14歳)
中村 倫晟(なかむら りせい)さん
作品名『自動運転ロボカー』
作品のポイント
                  今回僕が作ったのは近未来の自動運転ロボットカーです。
                  目的地まで完全に自動で移動することができます。このロボットを作ろうと思ったきっかけは、ある会社が街をつくると言っていて、これからは自動運転の時代だと思ったからです。
                  このロボットはライントレースに似た原理を使っていますが、今回のコースに黒い線はありません。
                  代わりに紫外線に反応する塗料を塗ってあります。
                  ロボットから紫外線を出し、コースに塗った紫外線に反応する塗料をロボットの底についているカラーセンサーで読み込み、ロボットが動くようになっています。
                  超音波距離センサーを使って障害物に反射してきた超音波を受け取り障害物との距離を測って止まることも可能です。
                
古田先生のコメント
                  紫外線を使ったセンサーという未知のセンサーを使う考えがよかった。
                  ライントレーサーって苦労ばかりでいい思い出がないはずなんだよ。
                  それをよくぞ、また違うセンサーを使ってチャレンジし、完成度を上げようという気になったもんだ。
                  そこのチャレンジ精神というか執念がね、まあまたすばらしい。
                  これからもガンガンガンガンプログラムを書いて、面白いことやってください。
                  おめでとうございます。
                

愛知県 国府教室 今泉 匠さん(中1)
作品名
「御手洗くん」
作品のポイント
                      人感センサーを蛇口の近くに取り付けて、手をかざすだけで、蛇口に触れることなく、清潔に手を洗うことができる。モーターを使わず、止水弁の開閉だけで、コンパクトな制御ができた。Arduinoやリレーなど電気部品を、タッパーの中に納め、水に濡れないようにした。手を洗う時に反応するように、カバーでおおうなど、人感センサーを調整した。
                    

愛知県 国府教室 藤原 光琉さん(中2)
作品名
「センサーウォッチ」
作品のポイント
                      その場所が風邪をひきやすい環境かどうか教えてくれる。前回の大会でステージでの光の調整が難しく、ロボットを制御することができなかった経験を活かし、環境に左右されにくい作品を考えることにしました。コロナ禍での生活に少しでも役に立てたらとの思いで、この腕時計を作りました。