柳田先生

理科実験教室のアドバイザー()を担当している柳田理科雄です。具体的には、毎月授業で行う実験の道具や手順書について監修し、安全面などのチェックを行っています。

特に、実験が難し過ぎないであろうか、もっと驚くような実験になる可能性はないだろうか。そういったことを意識してテキストや実験用具を見ています。

最近は、理科離れが心配されているということですが、子どもたちにゆっくり時間を与え、材料を与え、自分の手を動かして、自分の頭を動かすチャンスを与えてあげれば、子供たちは自然に理科が好きになると思います。そうすればきっと、子どもたちは自分の意志で好きな方向に歩き出すでしょう。

みなさんもマンガやアニメをご覧になると思います。ぼくの本職はその世界で起こる不思議ですごいできごとを研究することです。アニメやマンガの中で起こることを「あれはアニメだから」と言って見過ごしてしまったら、その場の楽しみだけで終わりですよね。それを実現できる日は来ません。どうしたら実現できるか考えてみれば、不可能が可能になるかもしれない。ですからみなさんにも、自由にものを考えて、自由にものを作ることを楽しんで欲しいと思います。

みなさんがだんだん大きくなっていくと、まわりの人に自分の夢を話しても、「その夢は現実的じゃないからやめなさい」と言われるようになります。その時にしょんぼりすることはありません。やりたいからやるんだ、という強い気持ちを持って、みなさんには人生を歩んで欲しいと思います。そんな熱い想いから、世界中の人を幸せにするような発明は生まれるのだと思います。

※2013年12月31日をもって理科実験教室のアドバイザー契約を終了いたします。

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