マイクラでプログラミングの何ができる?学習への活用方法も紹介
2024/12/13
マインクラフト(マイクラ)は、自由に世界を作り上げる人気ゲームですが、プログラミング学習ツールとしても注目されています。この記事ではマイクラを使ったプログラミングで何ができるのか、具体的な学習方法や活用法を詳しく解説し、遊びながら考える力を育むマイクラの新しい魅力をご紹介します。
マイクラのプログラミングは何ができる?
マインクラフト(マイクラ)は、自由にブロックを積み上げたり、冒険したり、牧畜したりと、さまざまな楽しみ方ができるゲームとして世界中の人々から愛されています。
そして最近では、マイクラは遊ぶだけでなくプログラミングを使ってもっと面白いことができる学習ツールとしても人気を呼んでいます。プログラミングを学びながら、自分だけの冒険や仕掛けを作れるマイクラの世界を覗いてみましょう。
・ゲーム感覚でプログラミングを学習できる
マイクラのプログラミングは「楽しく学べる」のが一番の魅力です。プログラミングの勉強と聞くと「難しそう」「つまらない」と思うかもしれません。しかしマイクラなら、ゲームを遊ぶ感覚で自然にプログラミングを学べます。
例えばMicrosoftが提供する「MakeCode」では、ブロックを組み合わせるだけで簡単にプログラムを作ることができます。キャラクターを動かしたり、特定の条件でアイテムを出現させたりと、目の前でプログラムの結果が見えるため達成感も得やすいです。「どうしたらこのキャラクターが動くのかな?」と考えるうちに、プログラミングの基本的な考え方が身についていきます。
・プログラミング的思考力を身に着けられる
マイクラを使ったプログラミング学習では、ただコードを書くのではなく「プログラミング的思考力」を鍛えることができます。これは「どうしたら目的を達成できるか」試行錯誤を繰り返しながら論理的に考える力のことです。
例えば「石を掘りたい」「家を建てたい」という目標を立てたとき、まず「何をするべきか」を小さなステップに分けます。そのステップごとにプログラムを作り、実行してみることで、自分のアイデアが正しいかどうか確認できます。思い通りにいかなくても、どこを修正すれば良いのかを考えることで問題解決力も育まれます。こうした力は、学校の勉強や日常生活でも役立つ重要なスキルです。
・マイクラの作業を自動化できる
マイクラで時間がかかる作業も、プログラミングを使えば自動化することができます。例えば、大きな建物を作るのにブロックを一つひとつ置くのは大変ですが、プログラミングを使えば必要なブロックを一瞬で配置することも可能です。
また農作物の収穫やモンスターの撃退といった繰り返しの作業も、プログラムで自動的にできるようになります。こうした仕組みを作るには挑戦が必要ですが、自分で考えたプログラムがうまく動いたときの達成感は格別です。ゲームをより便利に、そして面白くする工夫を楽しみながら学べます。
マイクラをプログラミング学習に活用する方法
近年プログラミング教育への関心が高まる中、マインクラフト(マイクラ)はその独自の学習機能で注目を集めています。「エージェント」をプログラミングして動かす体験は、遊びながら論理的思考力や問題解決能力を鍛える絶好の機会を提供します。ここでは、マイクラを使ったプログラミング学習の始め方と、プログラミング機能を使ってエージェントを呼び寄せ、動かし、向きを変えるといった基本操作を具体的に解説します。
・マイクラでプログラミングを始める方法
マインクラフトでプログラミングをするには、ゲーム画面とプログラミング画面の2つを立ち上げる必要があります。
プログラミング機能を利用するためには「Minecraft: Education Edition」が必要です。このバージョンは教育機関向けに開発されており、プログラミング学習を目的とした特別な機能が含まれています。個人で利用する場合でも、公式サイトからライセンスを購入し利用可能です。
1.画面下のアイコンリストの「Minecraft Education Edition」をクリックし、起動
2.ログイン情報を入力
3.通常のゲーム画面を立ち上げる(遊ぶ⇒新しく作る⇒ワールド選択⇒遊ぶ)
4.「Enter」を押してチャット画面を表示させ、「/code」と入力し「Enter」で確定
5.Code Connectionウィンドウが開くので、「MakeCode」をクリック
6.プログラミング画面が起動
7.左上のフォルダアイコンを押して「新しいプロジェクト」を選択
8.プログラミング画面とマインクラフト画面を左右に整列させ、自分の操作しやすい大きさに調整する。
以上で始める準備は完了です。
・マイクラでプログラミングを実践する方法
マインクラフト(マイクラ)は、「エージェント」というキャラクターをプログラミングして、ブロックを置いたり、壊したり、走ったりと、さまざまな作業をゲーム内で自動化できます。ここでは作業するうえで欠かせない3つの動作「エージェントを足元に呼び寄せる」「エージェントを1ブロック進ませる」「エージェントの向きを変える」のプログラミングの組み方を解説していきます。
- エージェントを足元に呼び寄せる
1.新しいプログラム画面を開く。開いていない時は前記の「プログラミングを始める方法」を参照のこと
2.エージェントメニューを開く
3.「エージェントをプレイヤーの位置にテレポートさせる」という命令ブロックをプログラミングエリアに引き出す
4.「チャットコマンド “run” を入力した時」という命令ブロックに、引き出した「エージェントをプレイヤーの位置にテレポートさせる」の命令ブロックを組み合わせる
5.「チャットコマンド “run” を入力した時」の「run」部分を「チャットコマンド
“come” を入力した時」に書き換える
6.プログラミング画面からマインクラフト画面にもどり、チャット欄に「come」と入力し、今作成した命令を実行する
- エージェントを1ブロック進ませる
1.再びプログラミング画面を開いて、新しい「チャットコマンド “jump” を入力した時」を引き出す
2.エージェントメニューを開く
3.「エージェントを前に1ブロック移動させる」という命令ブロックをプログラミングエリアに引き出す
4.「チャットコマンド “jump” を入力した時」という命令ブロックに、引き出した「エージェントを前に1ブロック移動させる」の命令ブロックを組み合わせる
5.「チャットコマンド “jump” を入力した時」の「jump」部分を「チャットコマンド
“go” を入力した時」に書き換える
6.プログラミング画面からマインクラフト画面にもどり、チャット欄に「go」と入力し、今作成した命令を実行する
- エージェントの向きを変える
1.再びプログラミング画面を開いて、新しい「チャットコマンド “jump” を入力した時」を引き出す
2.エージェントメニューを開く
3.「エージェントの向きを左に変える」という命令ブロックをプログラミングエリアに引き出す
4.「チャットコマンド “jump” を入力した時」という命令ブロックに、引き出した「エージェントの向きを左に変える」の命令ブロックを組み合わせる
5.「チャットコマンド “jump” を入力した時」の「jump」部分を「チャットコマンド
“turn” を入力した時」に書き換える
6.プログラミング画面からマインクラフト画面にもどり、チャット欄に「turn」と入力し、今作成した命令を実行する
命令ブロックを使ったプログラミングは視覚的に操作がわかりやすいため、初心者でも取り組みやすいのが特徴です。エージェントを呼び寄せる、動かす、向きを変えるといった基本操作を習得すれば、さらに高度なプログラミングにも挑戦できます。マイクラを通じて楽しみながら、プログラミングのスキルを伸ばしていきましょう。
マイクラでプログラミングをしてみよう
マインクラフト(マイクラ)は自由度の高いゲームとして子どもたちに人気ですが、実はプログラミング学習ツールとしても非常に優れています。ヒューマンアカデミージュニアでは、このマイクラを活用して、全70種類のゲームやアニメーション、500種類以上のミッションで、子どもたちが楽しみながらプログラミングスキルを身につけるカリキュラムを提供しています。
パソコンが初めてという子どもがパソコンに慣れる「ベーシックコース」から、言語によるプログラミングができるようになる「アドバンスコース」まで、着実にステップアップできるカリキュラムが整っています。
ヒューマンアカデミージュニアのこどもプログラミング教室では、ゲーム内での体験を通して、子どもたちがプログラミング的思考力や課題解決力を育むことを目指しています。
プログラミングの基本を学び、失敗しながら試行錯誤を繰り返す学習シナリオや、苦労して完成させるという小さな成功体験を積み重ねることで、学びを応用する力を身につけることができます。
プログラミングは単なるスキルではなく、これからの時代を生き抜くための基盤となる力です。マイクラのように楽しく学べるツールを使うことで、子どもたちは「学び=楽しい」と感じられるようになります。ヒューマンアカデミージュニアでは、そうした環境を提供し、子どもたちの無限の可能性を引き出します。
「プログラミングって難しそう」という心配はいりません。マイクラが大好きな子どもたちにとって、ゲーム感覚で学べるこのコースはぴったりです。無料体験会も各教室で随時開催中ですから、ぜひお気軽にお越しください。
まとめ
マインクラフトを使ったプログラミング学習は、子どもたちの興味を引き出しながらスキルと考える力を育む新しいアプローチです。ゲームを楽しむ中で、論理的思考や問題解決力、そして試行錯誤を重ねる力が自然と身につきます。また遊び心を持ちながら実践することで、学ぶことへのポジティブな姿勢も養われるでしょう。興味がある方は、ぜひスクールの体験会などを通じて、お子さんと一緒に新しい学びの世界を探求してみてください。