目標に向かって頑張る力が身につく!「習慣化」のコツ
2023/08/21
勉強や運動などをしなければいけないと分かっていても、なかなか行動に移せない…というお子さまにおすすめなのが習慣化です。特にお休みのときは、お子さまもついついだらけてしまいがちですよね。
やるべきことが習慣化できると、①約束(決めたこと)を守れるようになる、②自律心が身につく、②目標に向かって頑張れるようになる、といった効果が期待できます。
今回は、お子さまの習慣化を成功させるコツと保護者の方ができることをご紹介するので、ぜひ親子で取り組んでみてください。
習慣化がうまくいかない理由
お子さまの勉強や運動などを上手く習慣化できないのには、次のような理由が挙げられます。
●目標がぼんやりしている
何のために取り組むのか?という目標がないと、習慣化するのは困難です。例えば「勉強する」「運動する」といった目標だと、何のために取り組むのかが不明確なため、行動を起こしくくなります。
また、習慣化したいことがお子さまの好きなことや楽しいことではない場合は、行動に移すのも一苦労です。習慣化は継続する努力が必要になるため、どんな目標のために何をするのかがぼんやりしたままだと上手くいかないでしょう。
●継続するための工夫ができていない
「さあ頑張るぞ!」とやる気を持って習慣化を始めても、継続するための工夫ができていないとモチベーションを保つのは難しいでしょう。好きなことや楽しいことであれば、自分から意欲的に取り組めることも多いですが、やりたくないことや苦手なことを習慣化するには、モチベーションを維持できる工夫が必要です。
物事を続けるための環境整備や、やる気が出ないときに取り組むための工夫などがないと、スタートは順調でも途中からだらけてしまいがちになります。その日の気分でやったりやらなかったり…といった状況になってしまうため、習慣化の成功は厳しくなるでしょう。
●ハードルが高すぎる
いきなりレベルの高いことを習慣化しようとしても上手くいきません。勉強や運動など、習慣化したい物事がお子さまにとって困難すぎるものだと、心身がついていかず挫折してしまうこともあるからです。
例えば、縄跳びを10回跳べるようになった子が、毎日100回跳ぶことを目標にするのは少しレベルが高すぎると言えます。できるようになりたい気持ちはあったとしても、すぐに達成するのが難しい目標はお子さまの負担になってしまうことも少なくありません。途中で諦めてしまったり、継続するのが嫌になってしまったりするため、習慣化の目標には向かないでしょう。
習慣化するためのコツ6選
お子さまの習慣化を成功させるにはコツがあります。以下に、習慣化するためのコツを6つご紹介するので、お子さまと一緒にチャレンジしてみてください。
1.目標を明確にする
習慣化によってクリアしたい明確な目標を設定しましょう。目標を具体的にすることで、何をすべきかが明確になります。
(例)
- テストで80点を取る
- 逆立ちができるようになる
明確な目標を立てると「テストで80点とるために問題集をやろう」「逆立ちができるようになるために毎日5回は練習しよう」といったように、習慣化する内容が具体的になります。まずはお子さまと一緒に、明確な目標を立て、すべきことを具体的に決めてみてください。
2.環境を整える
習慣化を成功させるには、継続をサポートするツールやリマインダーを使ったり、邪魔になる要素を取り除いたりして環境を整えることも大切です。
例えば、夜寝る前に勉強するという習慣を身につけたい場合は、保護者の方のスマートフォンで時間を通知してもらうようセットしておくと習慣化しやすくなります。勉強中はテレビやスマートフォンの電源を切り、集中できる環境を作りましょう。
3.場所や時間を設定する
習慣化するには、特定の場所や時間を予め設定するのがおすすめです。
(例)
- 夜寝る前の20分を漢字の練習にあてる
- 夕方6時になったら自分の机で宿題をする
勉強する時間帯や場所を同じにして繰り返すことが習慣化につながります。ただし、平日と休日で取り組む時間がずれると習慣化が崩れてしまうこともあるため、毎日同じ環境で続けられるようにすることが大切です。
4.既にある習慣とセットにする
既に確立されている習慣に、新しく身につけたい習慣をプラスするのも有効です。例えば、食事の後に歯を磨く習慣というのは、既に確立されている食事の習慣に、新たに歯磨きの習慣が加わったことになります。
(例)
- お風呂に入りながら九九を覚える
- おやつのあとに宿題をする
お風呂やおやつなど、既に習慣となっていることとセットにすることで、新たな習慣を身に付けやすくなります。
5.継続するための動機付けをする
習慣を継続するためには、ご褒美を用意する形で動機付けをしながらモチベーションを維持していくこともポイントです。
(例)
- 習慣を継続できたら、週末に好きなお菓子を買う
- 習慣にしていることができたら、ご褒美シールを貼る
ご褒美を用意することで「やる気がでないけれど頑張ろう」と気持ちを切り替えやすくなり、習慣を継続することができます。
6.スモールステップで始める
習慣化の目標は、スモールステップで始めていきましょう。いきなり0を100にするような高いハードルを設定するのではなく、お子さまにとって確実に達成できる目標から始めていくことが習慣化のポイントです。
例えば、一日10分机に座れる子なら毎日10分勉強するところから始めれば、確実に目標をクリアできます。同時に達成感も感じられるため、次の日以降のやる気にもつながるでしょう。スモールステップで確実に目標を達成しながら、お子さまに無理のない範囲で徐々にハードルを上げていくようにしましょう。
習慣化を成功させるために、保護者の方ができること
お子さまの習慣化を成功させるためには、保護者の方のサポートも必要です。具体的なサポートとしては、次のような内容が挙げられます。
●子どもの「PDCAサイクル」を手伝う
PDCAとは、物事にPlan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)のサイクルで取り組むことを指した言葉です。お子さまの習慣化を成功させるためには、取り組んだ内容の良かった点や直したい点をきちんと振り返ったうえで、次回の行動で同じつまずきをしないようにすることも大切です。保護者の方がお子さまの習慣化に向けてPDCAサイクルを上手く繰り返し、習慣化できるよう手伝ってあげましょう。
例えば、Plan(計画)では一緒に目標を設定する、Do(実行)ではお子さまと一緒に取り組む、Check(評価)では達成度合いを確認する、Action(改善)では目標や環境調整のアドバイスをする、といった流れです。
習慣化の際は、お子さまと一緒にPDCAサイクルを意識しながら取り組んでみてください。
●「習いごと」で習慣づけをしてみる
ご家庭での習慣化はもちろんですが、習いごとの習慣から始めてみるのもおすすめです。習いごとは、次のような習慣化を成功させるための条件が揃っているため、お子さまの成功体験を作ることができます。
- 目標が明確
習いごとには単元があり、明確な目標を持って取り組むことができます。また、イベントなどに向けての準備もあるため、モチベーション維持にも有効です。
-
環境が整っている
教室に通う習いごとの場合は、学ぶための環境が整っています。ご家庭で環境を整えるのが難しい場合でも、習いごとなら集中して取り組めるのもメリットです。 - 場所や時間が設定されている
毎週何曜日、何時などと決まっているため習慣化しやすくなります。
- 既にある習慣とセットにできる
習いごとは学校の帰りに通うなどルーティンに組み込みやすいため、既にある習慣とセットにできます。
- 継続するための動機付けがしやすい
好きな習いごとを選べば楽しく続けられるため、モチベーションが維持できます。
- スモールステップで始められる
お子さまのレベルに合うカリキュラムが設定されており、無理なく始められます。
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