小学生に人気の将来の夢は?子どもの可能性を広げる方法も紹介
2023/05/31
「あなたは将来何になりたいの?」
子どもの頃、このような質問をされたことは誰しもあるはず。
YouTuberやeスポーツ選手など、保護者世代では考えられなかったような職業が次々に登場し、子どもたちの職業選択の幅が広がるなかで、子どもには夢をもち続け、自分がやりたいことを見つけてほしい、と願う保護者の方も少なくはないでしょう。
この記事では、最近の小学生が思う「将来の夢像」や、保護者が子どもの夢を応援するためにできることを紹介しながら、子どもたちの「将来の夢」について考えていきます。
小学生に人気の将来の夢は生活に身近な職業
現代の小学生に人気の将来の夢には、どのようなものがあるでしょうか。保護者は、子どもの成長を一番近くで見守る立場として、子どもたちがどのような将来の夢をもち、憧れているのか知っておくことで、将来の夢を叶えるために、いまからできることを一緒に考え、行動することができます。
子どもたちの将来の夢として人気な職業は、「スポーツ系」「専門系」「オフィス系」「エンタメ系」の4領域に分けられできます。なぜ、これらの職業が人気なのでしょうか?
スポーツ系の将来の夢が人気の理由
日本はもちろん海外でも、スポーツ選手は子どもたちの憧れの的。習い事や学校の授業で馴染みのあるスポーツがメディアで話題にあがると、子どもたちはプロ選手のプレイに感銘することもあるでしょう。
子どもに人気の職業ランキングでも、度々上位に登場します。
例えば…サッカー選手・野球選手・バスケットボール選手・テニス選手など
専門職系の将来の夢が人気の理由
その分野ならではの専門知識が求められ、難関の試験を受けて資格・免許を取得しないとなれない職業は、難関で誰でもなれる職業ではないことから、子どもたちの憧れとなりやすいです。
「病気のときに優しく診てもらった」や、「テレビドラマを見て格好いいと思った」などといった、自分がその職に携わる人と関わった経験から将来の夢として考える子どももいるようです。
例えば…医師・看護師・教師・保育士・調理師・パティシエ・エンジニアなど
オフィス系の将来の夢が人気の理由
会社や役所などに勤める、日本人の最もポピュラーな職業で、子どもたちにとって身近な大人の職業であることも多いのが、オフィス系の職業です。
近年のリモートワークの拡大で、「保護者が働いている姿を見る機会が増えた」と話す子どもが増加しており、両親の働く姿への憧れから、人気の仕事になっているようです。
例えば…会社員・公務員・事務員など
エンタメ系
子どもたちから「楽しそう」「かっこいい」「憧れる」などの理由から人気を集めている働き方です。
近年では、テレビで活躍する芸能人や歌手だけではなく、インターネットでも活躍できる、インフルエンサーやYouTuberなどの人気も高まっています。
例えば…芸能人・歌手・ダンサー・YouTuber・動画編集者・eスポーツ選手など
将来の夢をまだ考えていない小学生もいる?
子どもに明るい希望を与える将来の夢は、保護者であれば誰しもわが子に抱いてほしいと思うかもしれませんが、実は将来の夢をまだ考えていない子どもたちも少なからずいます。
文科省の調査(※)では、「将来の夢や目標をもっているか?」という質問に「当てはまる」と答える小学生は全体の60%。中学生になる頃には全体の40%しかいないことがわかっており、世界的にみても将来の夢を抱いている小学生の割合が低いといわれています。
なぜ子どもたちは将来の夢を抱きにくいのでしょうか?
1.将来の姿をイメージする機会が少ない
子どもたちは一日のほとんどを学校で過ごします。家に帰ってからも宿題をしたり、予習・復習に励んだり、やるべきことは山積みです。そのため、日頃から大人の働く様子を見たり、話しを聴いたりする機会が少なく、「あんな仕事をしたい!」と自分の夢を描く機会が少なくなっています。
2.保護者の理想と自分の理想のギャップがある
小学生の中には、自分の「なりたい将来の姿」と「保護者が子どもに期待する将来の姿」との間にギャップがあるため、将来の夢をなかなか大人に対して話せないこともあるようです。たとえば、小学生男子の人気職業であるYouTuber。保護者の中には、「収入が不安定な仕事を、将来の夢にしないでほしい…」と心配する人も少なくないようです。
3.やりたいことがハッキリしていない
子どもの将来の夢をもつきっかけとしてよくある「自己経験」が少ないために、「自分が将来何になれるのかが分からない」「何ができるのかが分からない」と迷ってしまう子どもも増えています。小学生が自分ひとりで広げられる世界には限界があり、自分の得意不得意も定まっていない時期で興味や適性を自分で理解しにくい時期ゆえの理由です。
このように、子どもたちが将来の夢を抱きにくい背景はありますが、小学生の頃から必ずしも将来の夢を決める必要はありません。「どんな自分が好き?」「どんなことをしてみたい?」など、小さな目標レベルの「夢」を抱くことができれば十分です。たとえば、「将来お医者さんになる!」までは考えられなくても「身近な人の役に立つことをしてみたい」といったイメージをもつことが重要です。
子ども自身が、小さいながらも夢や目標をもつことで、さまざまな活動に対するエネルギーもうまれ、次のような力も養われていき、徐々に自分自身の将来について考えて行動できるようになります。例えば、挑戦力や計画力、行動力が身につくと言われています。
- 挑戦力…難しいことでも積極的に挑戦しようとする
- 計画力…計画を立ててコツコツ取り組もうとする
- 行動力…考えるだけでなく、実際に行動に移す
※参考:文部科学省,2022「令和4年度 全国学力・学習状況調査」
小学生の将来の夢を広げる3つの方法
子どもの夢を広げるために、周囲の大人や保護者はどうすべきでしょうか?はじめやすい3つの取り組み方をご紹介します。
保護者自身が夢に向かって取り組む姿勢をみせる
子どもは、大人の想像以上に、周囲の人の表情やしぐさから敏感に気持ちを読み取っています。
- 大人が仕事や生活に夢や目標をもって取り組んでいる環境で育った子ども
- 大人が仕事や生活の改善を諦め、なんとなく日々を送っている環境で育った子ども
どちらが、夢や目標をもつ子どもに育ちやすいかは明らかです。大人たちが夢に向かっていきいきと取り組む姿を見せることで、子どもも「夢をもつことっていいことなんだ!」と感じるようになるでしょう。
子どもの考えと向き合う機会を増やす
大人はつい現実的な視点だけで物事を語ってしまいがちです。「そんな夢、お金もかかるからダメ」など、せっかく抱いた夢を否定されると、子どもたち希望を失い将来を考えたくなくなってしまうでしょう。
重要なのは、子どもの意見と向き合う機会をもつことです。現実的な視点で考える大人には難しく感じたり、おかしく聞こえたりする夢でも、まずは受け止め一緒に考えることで、子どもは、前向きに自分の夢と向き合うことができます。
子どもの経験値を増やす
子どもたちが夢を考えるきっかけになるのがさまざまな経験です。たとえば、学校以外の学びをしたり、文化や自然に触れたり、職業体験ができる機会をもつなど、さまざまなことから経験値は増えていきます。このような経験を繰り返し行うことで、「自分が好きなことは何か」「どんなことをしてみたいのか」を自然に考えられるようになるでしょう。
将来の夢も広がる習い事を通じて、経験値を増やすのがおすすめ!
子どもの経験値を増やすためには、習い事に取り組むのも方法の一つです。習い事で学びを深めることで、自分の「好き」や「やってみたい」といった関心の芽を広げたり、得意な部分を伸ばしたりすることができます。
習い事には多くの分野がありますが、中でも将来の夢が広がる習い事としては、プログラミング教室が効果的です。
2022年に登場したChatGPTをはじめ、近年のデジタル化はさらに加速しています。この流れで、今後もさらにプログラミングなどのデジタルに関連する需要は高まっていくことが予想されます。そのため、小学生の間にプログラミングを学習することで、将来の夢の選択肢を広げることにもつながるでしょう。
また、プログラミングを学ぶことで、自分の将来を考えるために必要なさまざまな力を養うことができます。例えば、目的を達成するために必要な要素を順序立てて考える過程で「思考力」が、組み立てたプログラムを検証し、修正が必要かどうかを見極める過程で「判断力」が、自分がイメージしたことを、プログラミング言語に変換する過程で「想像力」が身につきます。
ヒューマンアカデミージュニアのこどもプログラミング教室では、パソコンに慣れる体験から、言語によるプログラミングまで、幅広い体験ができる3つのコース(ベーシック、ミドル、アドバンス)をご用意。スモールステップで体験の幅を広げつつ、自分の関心のある部分を探求することができます。
実際にパソコンを操作しながら、楽しくプログラミングにトライできる無料体験教室も開催しています。将来の夢が広げられる習い事を探している方は、ぜひ一度お近くの教室で体験してみてはいかがでしょうか?
初心者大歓迎!ヒューマンアカデミー|こどもプログラミング教室
小学生から始めるプログラミング!PC操作の基礎から無理なく段階的に学べます。
子どもたちを夢中にさせる、独自のカリキュラム。
初心者大歓迎!まずは体験授業にご参加ください。