褒めるだけじゃない?子どもの自己肯定感は習い事で高めよう!
2021/05/14
自己肯定感とは、「ありのままの自分を認める感情」のことです。自己肯定感が高いと自分の行動に自信が生まれ、さまざまなことに積極的に取り組めるようになります。幼児から小学生の間は心身ともに大きく成長する時期なので、学校の成績や友達関係に影響して、お子さまが気づかないうちに自己肯定感が下がりやすくなることもあります。そこで、お子さまの自己肯定感を高め将来の可能性を広げてあげるために、保護者のかたが意識したいポイントには何があるのでしょうか?
小学生は自己肯定感が変化しやすい
小学生は心身が発達し自分を客観的に見ることができるようになり始めるので、自己肯定感が変化しやすい時期と言われています。他人と自分を比べて劣等感を抱くこともあるようです。
逆に、自己肯定感が高いお子さまは気持ちが前向きなので、遊びや勉強、習いごとなどさまざまな活動に積極的に取り組めると言われています。困難なことにも挫けずチャレンジする姿勢もあるので、お子さまの可能性を広げる経験が得られやすく、積み重ねた経験がさらに心を豊かにする好循環も生まれます。
一方で、自己肯定感が低いお子さまは、自分に自信がないので、何か新しいことをする時も「どうせできない」のようなネガティブが気持ちで行動が抑制されてしまいがち。物事に消極的な姿勢で取り組むので本来の実力が発揮されず、さらに自分が受け入れられなくなるという負のスパイラルに陥りやすくなります。
このようなことからも、子どものうちから自己肯定感を高めておくと、周囲と比較せずに自信をもって何事にもチャレンジできるようになります。その結果、多少の失敗にもめげずに、何度もチャレンジできるので、飛躍的に成長できるようになります。
子どもの自己肯定感を伸ばす「適切な褒め方」とは?
子どもの自己肯定感を高めるためには、子どもの行動や考えをきちんと認めてあげることが大事と言われています。その方法の一つとしてお子さまを「褒める」ことを実践している保護者のかたは多いのではないでしょうか?子どもにとって、親に認めてもらえたという満足感は大きく自己肯定感アップも期待できます。しかし、大人の褒め方によっては、子どもが褒められ慣れたり、褒めても素直に受け止めてくれなかったりして、効果を実感できなくなることもあるかもしれません。どのように褒めればお子さまの自己肯定感アップに繋がるのか、褒めるときのポイントや褒めてあげたい場面をご紹介します。
- 努力や成長を褒めてあげる
お子さまを褒めるときは、その子の能力や結果ではなく、努力や成長を中心に褒めてあげましょう。もちろん結果を褒めることも大事ですが、成果を出すまでの頑張った過程を褒めてあげると、お子さまが自分の行動に自信をもてるようになります。
- 小さな感謝の気持ちを伝える
感謝の気持ちを伝える形で褒めてあげることも大切です。家事を手伝ってくれた、兄弟に優しくしてくれた、など保護者のかたにとって些細で当たり前のことだとしても、お子さまが無意識にできた努力や成長であることに変わりはありません。「感謝の言葉」を伝えることで、お子さまが自分の成長に気づき、自分の行動をポジティブに受け入れやすくなります。
「好奇心」や「創造性」を刺激して自己肯定感を育てよう!
子どもの自己肯定感を高めるもう一つの方法として、お子さまの好奇心や創造性を刺激することも大切です。子どもは自分から興味をもったことには積極的に取り組みます。子どもが自発的に行動して最後までやり抜く経験は、成功体験として自己肯定感を高めることに繋がります。また、子どもが「うまくできた」と感じていることを保護者が褒めて認めてあげることで、自分に自信を持てるようになるので、効果的に子どもの自己肯定感を高められます。
では、お子さまの好奇心や創造性を引き出すためには何をすればよいのでしょうか?自然の中で遊んで生き物や植物の不思議を見つけたり、キャンプでいつもはできない非日常体験をしてみたりする方法もおすすめです。また、よりコンスタントに身近で好奇心や創造性を刺激するきっかけとしては「習い事」もおすすめです。
習い事で子どもの創造性・好奇心を刺激しよう!
習い事の中でも、STEAM教育の習い事は知識の詰め込みではなく、本人が楽しみながら想像力や集中力など総合的な力を育むことができると人気を集めています。STEAM教育の習い事にはどのような「自己肯定感アップの秘密」があるのでしょうか?一例をご紹介します。
- ロボット教室
子ども向けに設計されたブロックの部品を組み立てながらロボットを製作します。テキストに書いてある図面を読み解き、自分の手を動かしてロボットを完成させる過程で創造力が鍛えられていきます。また、テキスト通りに作るだけではなく動きの仕組みを想像して改造をすることで、論理程思考力をトレーニングにも。子どもたちが入りやすいロボットを教材に、自由な発想で自己表現ができるので、子どもは意欲的に授業を受けるようになります。「楽しい」「面白い」という好奇心を芽生えさせ、ロボット製作でチャレンジする機会もあるので、自己肯定感アップに繋がる経験を毎回の授業で積み重ねられます。
- プログラミング教室
プログラミングと聞くと専門的な知識やスキルを身につけるための習い事、という印象を持つかたも多いかもしれませんが、例えばヒューマンアカデミーのこどもプログラミング教室では、簡単なブロックの操作でプログラミングの基礎である「考え方」を楽しく学ぶことからスタートします。子ども自身が考えながら試行錯誤を繰り返し、1つのプログラムが完成していくまでの過程には、問題解決力を使うだけでなく創造力も発揮することもあります。自分で考えるステップがあるからこそ、プログラミングを通した自己表現ができ、知的好奇心や想像力を刺激することができます。
- 科学教室
小学生で学ぶ「理科科目」では、物理学、化学、生物学、地学などのさまざまな分野の基本的な知識が含まれています。横断的な実験ができる科学教室で早くから理系体験に親しむことで、知識だけでなく、仮設を立てて検証し、考察する力が身につきます。実験は、頭で理解するだけではなく、五感を通じてリアルな理科の世界に入っていける貴重な機会なので、お子さまが理科への興味を持ちやすくなります。学校の勉強にも直結するので、成績アップにもつながり自信を得やすい習い事と言えるでしょう。
自己肯定感は子どものうちに高めておくと、大人になってからも役に立つ心の土台の1つと言えます。また、自己肯定感を高めるきっかけとして、楽しみながら学べるSTEAM教育をぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
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