「プログラミングの面白いところって?」現役小学生に聞くプログラミングの魅力
2021/02/17
ヒューマンアカデミーこどもプログラミング教室に通う小椋正晴さんは、プログラミングが大好きな小学3年生。福島県会津若松市の教室の先生からの勧めで初出場した『全国選抜小学生プログラミング大会・福島県大会』(注1)にて、福島民友新聞社賞に選ばれました。
そこで今回は、プログラミングに情熱を燃やす小椋正晴さんにオンラインインタビュー!
現役小学生が語る、プログラミングの魅力や教室に通ってできるようになったことなどをインタビュー形式でお届けします。
ー今回が初出場とのことですが、なぜ大会に参加しようと思われたのですか?
去年の6月からヒューマンアカデミーこどもプログラミング教室に通い始めて、その会津若松鶴城コミセン教室の先生から「こういう大会があるから、出すだけ出してみない?」と聞いて挑戦してみることにしました。
ー大会について聞いたとき、どう思いましたか?
プログラミングが好きなので、賞はとれなくてもいいから、ダメでもやってみよう!と思いました。
頑張って作ったので、入賞できてうれしかったです。
ーどんな内容のプログラミングを開発したのですか?
福島県についての三択クイズを作りました。全3問あって、正解だと〇がでてくるようにしました。正解すると、問題を進めていくことができ、最終的にはクリア画面にいくというゲームです。スクラッチ(注2)というプログラミング学習ソフトを使ってプログラムを設定しているのですが、ゲームっぽくなるように画面のデザインは画像ソフトを使ってこだわって作りました。
クイズは「1.会津若松の鳥はなんでしょう?」「2.福島は納豆の消費は何位でしょう?」「3.白河市にある城はなんでしょう?」の3問にしました。
最初は10問作っていたのですが、問題が反応しないなどのバグ(プログラムの誤り)があって、それを消したり、一から作り直したりと修正するところが苦労しました。家で少しずつ進めて、制作期間は1か月経たないくらいだったと思います。
ー自分で色々試して、たくさん試行錯誤していてすごいですね!どうして三択クイズにしようと思ったのですか?
福島県でやっているクイズラリーに参加したことがあって、そのときに面白かったので今回ゲームにしてみることにしました。大会のテーマが「もっと好きになる わたしたちのまち」だったので楽しくできるかなぁと思ったのがきっかけです。
ープログラミングのどんなところが面白いと感じますか?
自分で、大好きなゲームが作れるというのが面白いと思います。
作っていて、何かが間違えていたりして「分からないなぁ」と思うこともあるけど、そういうときは一回切り上げて、次の日にやってみたりすると、できたりするので、それでまた面白いなぁと思います。
ーどうしてプログラミング教室に通いたいと思ったのですか?
小さいときからものづくりとかブロックとかが好きで、5歳のときに、ブロックを配置して世界を作るゲームを始めて、「将来はぼくも自分でゲームを作ってみたい!」と思うようになりました。それで、RPGゲームとかを作ってみたいなと思って、2年生の2学期くらいのときに、学校の図書室にあったプログラミングの本を読んで、そこからプログラミングにハマりました。
動画サイトで解説を見たり、本を読んだりして、もっと知りたいなぁと思っていたら、お母さんが近くのプログラミング教室を調べてくれてヒューマンアカデミーこどもプログラミング教室の会津若松鶴城コミセン教室があったので、3年生の6月から教室に通うようになりました。
ー会津若松鶴城コミセン教室に通って、どんなことができるようになりましたか?
教室に通うようになってから、バグの直し方が分かるようになりました。プログラミングは作るのは簡単にできてしまうことも多いですが、プログラムの間違いはいろいろあって、直すのが難しいです。でも、最近はだんだん分かるようになってきてうれしいです。
あと、最近は自分でスクラッチ以外の言語も試していて、ジャバスクリプト(注3)も使ってみています。
ーますます上達していきそうですね!これから、どんなことができるといいなと思いますか?
かなり難しいと思うけど、ローカル通信とかができるようなゲームを自分で作ってみたいです。実際にプレイしていて面白いので、自分で作れたらいいなぁと思います。
あとは動画サイトでゲーム実況もやってみたいです!
ー将来はどんな人になりたいですか?
将来は、自分でゲームをつくって売ってみたいです。自分でコードを書ける人になりたい!
お父さまにもインタビュー!
(お父さま)私はプログラミングに詳しくないので、息子が自宅でやっていることを見ても、正直技術的なところはあまり理解できないですが、本人の様子を見ていて「考える力」が身についてきたかなと思います。物事を論理的に考えて、実行する力が目に見えるようになってきたように感じます。
親としてできるのは、教室への送り迎えくらいでしょうか(笑)。ほかにも剣道、英語、陸上を習っているのですが、本人はプログラミング教室が一番好きなようなので、今後も好きなことを伸ばせるようにサポートしてあげたいと思っています。
おわりに
今回のオンライン取材で、ハキハキと元気よく話をしてくれた正晴さん。小学3年生とは思えないほど、話しの組み立てもしっかりとしていて、自然と論理的思考力が身についていることが感じられました。
2020年度から小学校でも必修化が始まっている「プログラミング教育」は、技術的な学びだけではなく、物事を論理的に考え、推し進める力も養われます。ゲーム制作など、自らが興味をもって楽しめることであれば、子どもたちも意欲的に成長できるかもしれません。
(注1)『全国選抜小学生プログラミング大会・福島県大会』は「もっと好きになる わたしたちのまち」をテーマに、コンピュータープログラミングで開発されたソフトウェアやアイデアなどを全国各地方予選で募集。
(注2)「Scratch(スクラッチ)」は、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で公開しているビジュアルプログラミング言語。日本語でも使用可能で、画面上のブロックをつなぎ合わせてプログラムを作ることができるため小学生でも操作できる。
(注3)「JavaScript(ジャバスクリプト)」とは、インターネット上のWebページを記述するプログラム言語のひとつ。
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