ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会は、2011年の第1回大会から、今年で10回目を迎えることができました!
現在に至るまで、子どもたちのアイデアと思いが詰まった数々のロボットたちを大会の様子と共にたどってい行きましょう。
第1回となるこの大会では、全国400教室、2,000名超の生徒の中から地区予選を勝ち抜いた20名が、京都大学国際交流ホールに集結!ロボット製作の第一人者で、アドバイザーを務める高橋智隆氏の講演を間に挟み、アイデアコンテストとライントレースが行われ、3時間半にわたって行われた大会は大成功のうちに幕を閉じました。
基本のロボット製作キットをベースに、発想とデザインを競う「アイデアコンテスト」では、生徒たちのユニークな発想が連発。ベーシックコースでは、支柱を軸に上下に動くリフトのようなロボットを製作した大澤匠海さんが最優秀賞を受賞。ミドルコースでは、スムーズな足の動きが印象的だったオオカミロボットを製作した、若松拓弥さんが最優秀賞を受賞しました。
テクニカルコンテストは、線で書かれたコースを進むよう設計した「ライントレースロボット」を使い、そのゴールまでの速さを競うスピード競技です。第1回大会では、大会の最後に最上級であるアドバンスコースに在籍する生徒らによるトーナメント形式で行われ、大きな盛り上がりを見せました。
ライントレースロボットは、速度を上げすぎるとセンサーのライン読み取りが追い付かずコースアウトしてしまうため、バランスを取るのが難しいとされています。実際のレースでも、慎重に進むロボットもいれば、コースを見失ってしまうロボットもいて、観客も目が離せません。
競技はロボットが一度コースを外れてしまうとスタートに戻ってやり直しとなってしまいます。しかし、記念すべき第1回大会で優勝したのは、初戦でのコースアウトをものともせず、ダントツのスピードを誇った萩原孝紀さんのロボットでした。萩原さんは自宅にコースを作り、タイムを計りながら練習を重ねたとのことでした。大会までにロボットの重心やセンサーを調整し、試行錯誤を繰り返した努力が功を奏しての優勝でした。
-
大阪大学 前田 真治さん
第2回大会テクニカルコンテスト
3位入賞 前田 真治さん本番は失敗と奇跡が重なって3位に入賞でき、憧れの高橋先生とツーショットが取れたと振り返る前田さん。現在はロボットより大きいもの製造に興味が出て、大阪大学で建築・土木・造船を学んでいるそうです。
-
東京工業大学 大塚 光莉さん
第3回大会テクニカルコンテスト
2位入賞 大塚 光莉さん先生と二人三脚で試行錯誤し、2回目の出場で見事全国3位に入賞できたと語る大塚さん。現在は東京工業大学で自然言語処理の分野を目指して勉強しているそうです。
-
大阪府立大学工業高等専門学校 今口 朝稀さん
第4回大会テクニカルコンテスト
1位入賞 今口 朝稀さん一度作った後も、効率化を求め試行錯誤するうちに、全国大会挑戦したいと思ったと語る今口さん。現在は、高専でロボコン出場を目指し、ロボットと自分の可能性にワクワクしています。
-
鳥山 樹さん
第4回大会アイデアコンテスト
ロビ特別賞 鳥山 樹さん「だんご虫ロボット」の製作で試行錯誤した結果アイデアを実現する技術力が身についたと語る鳥山さん。なんと中学3年の時に東京大学と日本財団による「異才発掘プロジェクトROCKET」のメンバーに選出され、現在は自宅でのロボット制作に熱中しているそうです!
-
大阪府立三国丘高等学校 大本 航太郎さん
第5回大会アイデアコンテスト
MVP賞 大本 航太郎さんコピーが粗くならないよう、タイヤの回転速度を遅らせることにこだわったと受賞作を振り返る大本さん。現在は高校で剣道に打ち込む一方、ロボット教室プロフェッサーコースに通っているそうです。
熊谷 拓海さん(当時小5)
-
2位 中尾 航さん(当時中3)
-
3位 大島 壮太さん(当時小6)
-
4位 森地 脩翔さん(当時小4)
-
プライマリーコース最優秀賞
朱 嘉睿さん(当時年長)
中国 上海 静安稚麦街教室
作品名:投石ロボ
-
ベーシックコース最優秀賞
甘 鈺茜さん(当時小3)
中国 広東 東莞教室
作品名:馬車
-
-
-