〜「子どもがやりたい! 子どもがしたい!」を真ん中に置いて〜
大出 拓哉 さま
大学時代は教育に関する分野について研究をしていて、在籍中に教員免許も取得しました。大学を卒業後、まずは一般企業に就職しました。その後、教育に携わる仕事がしたいという想いがありましたので、学童施設を運営している会社に転職。そして今は、法人を立ち上げて学童施設を運営しています。
学童は午後からですが、並行して午前中はフリースクールといって、不登校の子どもたちが自由に来られる居場所を設けています。基本的には小学生が対象になるのですが、小学校1年生〜6年生まで約50名の生徒が通っています。そのなかで今、ヒューマンアカデミーを通じてプログラミング教室をやらせていただいているという現状です。
うちの学童でもPC(パソコン)を自由に使えるように、常に常備をしています。今の子どもたちはPCにとても興味関心があって、毎日使っている子どももいますし、お友達同士で“調べ学習”というところでPCを活用している子もいる。そんな姿をみて子どもたちに「“プログラミング”というものがあるんだけれど、こういった教室があったらやってみたい?」と聞いてみたんです。そうしたら、学童の半数以上の生徒から「やりたい!」という声をもらったので、そこから導入の検討をし始めました。
私自身が教室で教えることもありますし、自社のHPも自分で作っていますので、プログラミングは好きな分野の1つ。色々な教室がある中で、まず“教材がしっかりしているな”という点にひかれました。やはり「プログラミングとなると、遊んでいるんじゃないか?」というイメージを持っている保護者の方もいらっしゃいます。ですので、そういうふうに思われないためにも、「先生がしっかりと指導できるような教材をもとに運営している」ヒューマンアカデミーが良いと感じたので、導入を決めました。
PCのキーボードをほとんど使えなかった子が、教室に通うことで、みるみるうちに上手く打てるようになっていった。そしてプログラミングだけではなく、WordやExcelといった別のソフトにも興味を持ち始めたのは良いことだなと思っています。
また保護者の方からよく聞く話ですが、「習い事をしてもあきてしまい、半年も続かない……」という子が多い傾向があります。水泳やサッカー・塾だと、どうしても“行かされている”という感覚になってしまう。なので「なかなか続かないな……」というご家庭もあるようですが、プログラミングに関しては子どもが積極的に通ってくださるケースが多い。
こどもプログラミング教室に今通われているお子さまの保護者の方からは、「あきることなく1年でも2年でも続けられそう! 自分から進んで行ってくれるからとても有意義な時間になっている!」というご意見をいただくので、とても嬉しく思っています。
教材に関してはしっかりしているので、やはり“誰が教えているのか”という点が大事。やる気のない講師だったり、なかなか伝えるのが苦手な講師だったりすると、通いにくくなってしまうのかなと思いますね。ですが、そこは講師の二葉先生(大出先生の同級生であり、頼りにしているこどもプログラミング教室の先生)が、子どもたちと上手くコミュニケーションをとりながらやっているので、助かっています。
また私自身は子どもと関わる上で、「子ども扱いしない!一人の人間として対等に接する」という点を大切にして、常に心がけています。
学童に通っている子どもたちにとっては、プログラミングという選択肢が1つ増えた。これから大人になっていく過程で、就きたい仕事の“選択肢の幅が広がった”のではないでしょうか。「将来の夢はゲームを作りたい!」という子がでてきたりしています。やはりそういった部分で、自分の人生の選択肢が広がっていくということは、子どもたちにとってすごく良いことなのかなと感じています。
基本的には、プログラミングに興味をもっていた子が入会をしましたが、「YouTubeの動画は見られるけど、PCは全くさわったことがない……」という子もいました。そういった子も、教室でどんどん知識を身につけていって「自分の思うように動かせないと、“どうしてだろう?”」と考えています。そんな時、二葉先生と子どもが「どうやったらできるかな?」と一緒に真剣に考えている姿をみると、嬉しい気持ちになりますね。
子どもは興味をもったことに関しては、大人がビックリするぐらい集中します。なので、少しでも「やりたい! 興味がある!」といったお子さまには、無料体験でもいいので、実際にやってもらうよう導いてあげると良いかなと思います。
いやいややらされている習い事と、本人がやりたい習い事とでは、やはり“子どもの伸び”が180度違う。そこを実感できるのは生徒にとっても、先生にとっても大事なことではないでしょうか。
「教材がしっかりしているところと、色々なサポートがある」というのが、ヒューマンアカデミーの良いところ。あとは、やはり実際に講師をする先生が“いかに子どもたちをひきつけられるか”という点が、とても大事だと感じています。まだ開講4ヶ月ですが、ありがたいことに退会者は出ていません。「プログラミングをやりたい!」という気持ちも、もちろん大事。でもそれ以上に、「先生に会いたい!この先生に習いたい!」と言って、来てくれる子が増えていくことが、教室の運営にとっても一番良いことなのだと実感しています。