人機一体・金岡博士が先端ロボット工学技術を駆使した“魔法”で世の中を変える理由|こども教育総合研究所
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「じゅうぶんに発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」

これはSFの名作『2001年 宇宙の旅』の作者である、アーサー・C・クラークの言葉です。
科学技術と魔法はまったく相反するもののように思われますが、この言葉を体現しようとしている一人のロボット研究者が滋賀県の草津市にいます。

今回は、株式会社人機一体の創業者・金岡博士に、お話を伺いました。

株式会社人機一体 代表取締役社長

金岡博士(かなおか・はかせ)

2002年京都大学博士(工学)取得。立命館大学理工学部ロボティクス学科助手を経て、2003年に立命館大学理工学部ロボティクス学科講師に就任。
2007年に「マンマシンシナジーエフェクタズ株式会社」を設立、2015年に商号を「株式会社人機一体」に変更。立命館大学総合科学技術研究機構ロボティクス研究センター客員教授も務める。

魔法使いになりたかったロボット研究者

「僕は、魔法使いか超能力者になりたかったんです」

ゴオーッと音を立て、駆け抜ける東海道新幹線。
その線路のすぐ隣にあり、新幹線が通過するたび轟音と小刻みな振動を感じる本社「秘密基地人機一体」の研究室において、金岡博士は穏やかな口調でそう言いました。

 

人機一体は、滋賀県草津市と福島県南相馬市に拠点を構えるロボットベンチャー。立命館大学のびわこ・くさつキャンパス(BKC)の教員だった金岡博士が、2015年に創業しました。
人機一体がJR西日本・日本信号と共同開発した試作機「零式人機 ver.2.0」をベースに開発された、日本信号による製品版「多機能鉄道重機」が、2024年から実際にJR西日本で高所メンテナンス作業に使われており、各方面から注目を集めています。

「秘密基地人機一体」は、住宅地をくぐりぬけていくと、突如あらわれます。草津市に拠点を構えたのは、地域との“ご縁”なんだそう。
「草津市の振興のために、生涯をかけて尽力されてきた地元の名士に『草津市の発展に寄与できるなら』と建物を建ててもらい、格安で貸していただいています。自分は大阪市出身ですし、草津市には立命館大学のBKCでの仕事があったという理由で、たまたまご縁ができただけ。
でも、我々がやっていることに興味を持ってくれて、触れ合った地域の方が『がんばってね』と支援してくだされば、この地域のために何かしたいという思いは、自然と芽生えてくるものですよ。その名士は残念ながら鬼籍に入られましたが、その地域振興の思いの一部でも引き継ぎたいな、と」

マンガに出てきそうな科学者といった風貌からつむぎ出される言葉は、意外なほどに優しいトーン。そして、その言葉選びに、一見クールな金岡博士の温かい人柄を感じます。
このロボット研究者は、なぜ“魔法使い”になろうとしていたのでしょうか?

原発事故が突き付けた現実

「子どもの頃、ロボットは嫌いではなかったし、ロボットアニメだって今でもそれなりに観ている」という金岡博士。ただ、ロボットアニメが好きだったからという理由で、ロボットを作りたかったわけではないそう。
秘密基地を草津に構えた話もそうですが、偶然がやがて必然になっていくことは往々にしてあること。だから、そこに特別な理由を求めても仕方がないでしょ――というのが彼の考えです。 ともあれ京都大学で工学の道に進み、立命館大学理工学部ロボティクス学科で研究者としての職を得た金岡博士は「マンマシンシナジーエフェクタ = 人間機械相乗効果器」を提唱し、前身となる会社を起業します。
これは、人(マン)だけ、または機械(マシン)のみでは実現できない高度なことを、人と機械の相乗効果で実現しようとする思想です。

ところが、起業直後の2008年にリーマンショックがあり、いきなり身動きが取れない状態に。そんな彼に、さらにショックを与える出来事がありました。2011年、東日本大震災で損壊した福島第一原子力発電所における事故対応です。放射性物質が大量放出された危険な環境下で、ロボットは人間の代わりとなって活躍できず、結局、人が対応するしかなかったのです。
「東日本大震災ではロボットについて『本当は無力ではないのに、何もできなかった』という屈折した無力感を抱いたんですよね。僕個人が無力であっても、ある意味それは仕方ない。でも、自分が人生を懸けようとしているロボット工学という学問が無力だと、突き付けられるのは辛い。本当にロボット工学が役に立たないのならあきらめもつきますが、何かできるポテンシャルはあったはずなのに、そのポテンシャルは具現化されなかったし、僕自身もやろうとしてこなかった」

「『ポテンシャルはあるけれど、それを実行するのは研究者ではなく、企業や政府といった他者の役割であって、我々は何も悪くない…』。そんな言い訳をせざるを得ない状況に、追い込まれてしまった感覚でした」

できないこと、やろうとしないことを誰かのせいにして、自分は言い訳をしたまま、一生を終えてもいいのか。二流、三流のロボット研究者として重箱の隅をつつくような研究をして、糊口をしのいで生きる人生でいいのか――。
そんなとき、彼は「生まれてきたからには、とにかく何かスゴいことがしたいと思っていた」という自分の思いに気づきます。冒頭の「魔法使いになりたかった」は、その文脈から出た言葉でした。

ちょうど当時は、大学発ベンチャーが世間の注目を集めていた時期です。ロボット工学においても、一流の人材が生み出した素晴らしい技術があっても、それを社会実装というカタチで世に送り出せていないのが現状でした。
しかし、その役割は、ロボット工学の素人では担えません。「誰かが担うべきなら、ロボット工学に技術的理解がある自分の役目だろう。一流の研究者にはなれなくとも『つなぐ役目』ならできる」と思い至ったのです。

「一流の研究者が創った、たくさんの素晴らしい先端ロボット工学技術が実用化されずに塩漬けになっているのを見てきました。誰も使わないなら、自分がそれを使ってスゴいロボットを作り、世の中に広く普及させればいい。例えば、災害があったとき、ロボットがバーンと出動して対応してくれて命を救ってくれた。アニメなんかでも、一番感謝されるのって人命を救ったときですよね。そんなロボットを作ればきっとスゴく感謝される。そこで『それ、僕が作ったんだけどね…』って言えるじゃないですか(笑)

こうして大学はいったん辞め、ベンチャーをメインに仕事をする踏ん切りがついた金岡博士。「ドラゴンクエストIIIで例えるなら『じゅもんを1つおぼえた!』という感じでした」と言いながらニカッと笑います。

「当時のドラクエIIIには『転職』システムがあったんですよね。転職するとレベルは下がりますが、これまでは覚えられなかった呪文を覚えられたりする。まさにそれでした」

作りたかったのは「レイバーの世界観」

ガンダムをはじめ、さまざまなアニメロボットの模型がディスプレイされた人機一体のオフィス。とはいえ、金岡博士は特定のロボットをリアルに再現したいわけではないそう。

「僕が作りたいのは、感情移入の対象となるようなロボットじゃない。ロボットは生き物とは違いますからね。過度な感情移入は危険です。便利な人工物として作り、あくまで道具として使うべきだと思っています

人機一体のロボットが目指すのは、友達のようなドラえもんでも、兵器としてのガンダムでもありません。言うならば『機動警察パトレイバー』に登場する、高度なロボット技術を利用した汎用人間型作業機械「レイバー(Labor、労働者の意)」が、建設や災害復旧といった物理的な作業に、人が操縦する重機として従事する世界観です。
ただし、やはり作中のレイバーそのものを作りたいのではなく、あくまでその世界観を、現実世界の技術や経済、歴史、社会システムなどを前提として実装したいということです。

「産業用ロボットは、工場の中であらかじめ決められた動作を、繰り返し行うだけ。自分が思うとおりの作業をしてくれるロボットは、今の世の中にはありません。私が欲しいのは、パソコン、タブレット、スマートフォンのような汎用コンピュータと同じような汎用ロボットです。パソコンやスマホのように、アプリを入れれば自分がやりたいことができる、汎用ロボットが欲しいと」

そのため、「零式人機」シリーズをはじめとする人機一体のロボットは、人間が頭脳となり、操作します。組み込まれたプログラムは自律的に動くためではなく、人間の操作をロボットに適切に反映させ、スキルを最大限発揮するためのもの。人間はVRゴーグルに投影された景色を通じて、自分が魔法にかけられ、まるでロボットにでもなったかのような感覚で作業ができるのです。
そこには「意を発揮するのは人間であるべき」という金岡博士の思いが込められています。

 

ちなみに「生き物のようなコミュニケーションロボット」とは、あえて距離を置いている金岡博士。
それは自分がハマりやすいことを自覚しているからなのだとか。

「本でもゲームでも、いったん始めちゃうと、何日徹夜してでも最後までやめられないタイプなので、感情移入させるロボットにもハマったら絶対に抜けられない(苦笑)。また経営者としても、感情移入できるロボットに“依存”させるのが、ビジネスとして成り立つのは理解できます。けれど、それは一歩間違えると、射幸心を煽るガチャ課金のようにもなりかねない。僕はそういうのが世の中の役に立つとはあまり思えなくて。ましてや、より良い方向に世界を変えようとするベンチャーの立場であれば、それはやるべきじゃないだろうなと」

今の社会において、真に求められているのはどんなロボットなのか。また、自分は何のためにロボットを作るのか。
金岡博士は、ロボットの目的と手段をはき違えないようにしているのです。

では、ロボットが人間のごとく働いてくれる世界の実現には、さぞかし自社に魔法のような高い技術力が必要なのだろうと思ったら、金岡博士の答えは「否」だそうで――。

役に立たなければ、ロボットじゃない

人機一体がおもしろいのは、ロボットのビジネス化におけるアプローチ。人機一体では、自前の工場を持って、零式人機をたくさん生産したり、用途別にさまざまなバージョンを開発したりしようとしていないのです。

人機一体が構築した「人機プラットフォーム」では、参画した企業とチームを組んで、研究・開発や製品化をいっしょに行います。その結果として実用化したロボットに関して、人機一体はその知的財産権の利用を参画企業に対して認め、その製造・販売を独占的に行ってもらう仕組みです。

「スマートフォンにはいろいろなアプリがあって、みんなやりたいことに応じて、それぞれ好きなアプリを利用していますよね。さまざまな高度なアプリを安価に使えるのは、汎用に使える共通プラットフォームがあればこそ
だから我々は共通プラットフォーム構築こそが重要であって、プラットフォームさえできれば、その上のアプリ構築についてはいろいろな人たちが、勝手にやってくれるはずと考えました」

これは「ロボット研究・開発=ものづくり」という発想から抜け出したビジネスモデル
例えば、個々の希望に応じた作物を、植木鉢で手間暇かけて一つひとつ育てるのではなく、さまざまな作物を成長させられる肥沃な畑を作り、そこに最初のひとつまみの種を植え、たとえ少しでも最初の収穫をしさえすれば、そこから社会に貢献するロボットが続々と、勝手に力強く育っていく――そう考えているのです。

 

金岡博士は「人機一体の技術が、他の追随を許さないほどスゴい技術です、というつもりはまったくありません」と言います。プライドだけを持っていても、仕方がないのだと。

「そうやってロボット業界は東日本大震災のとき、失敗したわけですよ。『日本の技術はスゴい』と言いながら、実際には役に立てなかったという失敗を…。
僕は自分たちの技術を誇るよりも、人機一体のプラットフォームの上で、凄腕の研究者がたくさん研究してくれて、力のあるメーカーがたくさん参画してくれて、切実なニーズを持つユーザーがたくさん使ってくれることのほうがよっぽど大切だと思います。それによって、先端ロボット工学技術がカタチになり、物理的に多くの人の役に立てば、みんな喜んでお金を払ってくれて、お金も回っていくはず。その最初のサイクル――エンジンを“ブルン”とかける作業みたいな――を、小さくてもいいから作っていくのが、我々の役割だと思っています」

アニメの戦闘型ロボットを単体で現実世界に無理やり持ち込んでも、今の僕たちの世界には合わないじゃないですか、と笑う金岡博士。彼は「ロボットは人間の代わりとなって役に立つ作業をし、人間をよりよく生かす道具」という概念を、この世界に作りたいのです。
そう、ミッキーマウスに魔法をかけられて水汲みをするほうきのように、魔法をかけられたロボットたちが、続々と生み出されるような世界を夢見て――。

努力する姿勢が生み出す可能性

金岡博士はこの人機プラットフォーム構築の計画について「今、特に課題はない」と言います。「正しく問いを立てられているはずだ」とも。

「もともとできあがっているロボット工学の技術を世に送り出したいということに、本質的に矛盾はないと信じています。もし今、何か課題があるんだったら、そこに至るための前提が既に間違っているということなので」

ただ、研究者の立場からベンチャー企業を立ち上げた金岡博士は、ベンチャーの経営には技術力以外のことも求められると話します。

「研究者であれば、すべてロジックで説明ができるんです。一方で経営は、本当に不確実な世界。人間関係においても不確実なものに頼り、ときには頭も下げなければならない。でも、頭を下げていれば成功するわけでもない(苦笑)。その意味で、ベンチャー経営の成功は運や縁の要素抜きには語れませんし、運と実力はそれぞれ切り離して考えるべきだとも思っています

さりとて、こうも漏らす金岡博士。

「今、我々がやっていることが正しいかどうかは、正しい答えまでたどり着けるかどうかによって判断される。今はうまくいっているけれど、もうしばらく行ったら行き詰まるのかもしれない。その時は、たぶんどこかずっと前の前提が間違えていたので、そこまで戻ってやり直して、また始めるということになるだろうなぁ」

彼は、別に弱気でも悲観論者なわけでもありません。本人いわく「けっこうポジティブ」です。ただ「『一人の人間はちっぽけで、できることは少ない』というあきらめがまずあって、それでも、人間にできることはある」という考えの持ち主なのです。

ちっぽけでも、人間にできることは意外と多いんですよ。僕も正直、最初は何もわからないまま『起業ってどうやってするの?』というところから始まった。運の話とも矛盾するようだけど、努力は報われるものだなと思っています。

僕ひとりで、できることは少ない。
でも、自分が最大限頑張っていくぞ!という姿勢でいれば『ちょっと協力してあげようか』という人たちが現れて、協力が得られて、結果は思っていた以上に大きなものになる。不思議なことに、最初から人に頼ろう、利用しようとしているとうまくいかないし、人の協力を拒絶してもダメ。それは、人間の本能なのかもしれませんね。だから、次世代の子どもたちには、一人で頑張ること、みんなで頑張ることで得られる、無力感の反対にある『有力感』を感じてほしい

そんな人間の持つ可能性の話をしている金岡博士の表情は、子どもたちの未来を思う、ひとりの親の顔に見えました。

彼につづけ、魔法使いの弟子たちよ

金岡博士との子どもについての話で興味深かったのは、「子どもたちには無限の可能性がある。同じように、我々大人にも可能性はあるんです」というセリフでした。どうせ、いずれは次に託すしかないのだから、失敗も含めて、自分たちの“今の姿勢”を見せよう――と。

「自分の親世代が、時代の変化の中で『上の世代から教えてもらったことと話が違うじゃないか』と右往左往して、文句ばかり言って、可能性を生かさずに死んでいったら、子どもたちは失望するだろうし、自分たちもどうしていいかわからないでしょう。
大人が、今を生きる世代として、新しい時代の環境に適応しようと努力し、その中でできる限りのことをやり、失敗し、成功した――この姿勢が引き継がれていけば、子どもたちも『自分たちは自分たちにできることをやろう』と思い、世の中は良くなっていくと思っています。実際、その途方もない繰り返しで歴史が作られ、昔に比べて世界は確実に良くなったのだから」

「子どもに比べれば可能性の幅は狭いかもしれないけれど、まだ我々大人にもできることはいくらでもあるし、我々がたくさん頑張れば、子どもの世代にはもっとたくさんの希望を与えることができる。
ある意味で無邪気な、未来に対する無条件の希望があれば、人生は楽しい。自分がやがて老いて死んでいくにしても、次の世代を信じて託すことができれば、それはそれで良かったなと思えるはず。

僕は、自分ができることは全部やってから死にたいから、自分ができることまで次の世代に任せるつもりは全然ない。自分の子どもたちには、僕は300歳まで生きるって言ってありますけれど(笑)」

 

冒頭のSF作家は「可能性の限界を測る唯一の方法は、その限界を少しだけ超越するまで挑戦することである」という言葉も遺しています。そういえば、インタビューの中で、金岡博士はこうつぶやいていました。

「自分の努力でできることなんて、本当に少しだけ。だからこそ、努力しないといけない」

挑戦しつづける彼は、もうじゅうぶんに真の魔法使いとなる資格を持っていそうです。

 

人間の可能性をどこまでも信じ、ロボットでそれを支えようとする起業家・金岡博士。
零式人機で人々を多くの重労働や危険から解放し、人機プラットフォームで役に立つロボットも続々誕生するはず。しかし、それは彼の魔法による結果の一部です。

金岡博士の魔法の真髄は、先達として努力しつづける“姿勢”を見せることなのかもしれません。その結果、彼の思想や姿勢に共感した若い研究者たちが、人機プラットフォームという技術革新を生む環境においてロボットのアイディアを磨き、芽吹かせることでしょう。その意味では、人機プラットフォームが『ハリー・ポッター』などに登場する魔法学校のように思えてきます。

ロボットが人間の苦役を担うのが当たり前になり、人機プラットフォームで輩出された“魔法使いの弟子”たちが、社会に貢献するロボットを次々に生み出していったとき――。私たちの子孫は、300歳まで生きた大魔法使いが放った「さいきょうのじゅもん」のスゴさにあらためて敬意を表し、その偉業を語り継ぐのではないでしょうか。

取材・執筆:スギウラトモキ



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