【2025年版】小学生に人気の習い事ランキング!メリットと一緒に紹介
2025/04/07
小学生になると周りのお友達が習い事をしていたり、子ども自身がチャレンジしてみたいことが出てきたりと、習い事への関心が高まります。小学生は言語能力や認識力、コミュニケーション能力が発達する大切な時期です。子どもの成長をより豊かなものにするために、学校以外の学びの場として習い事を取り入れたいと思う人も多いでしょう。この記事では小学生に人気の習い事やおすすめの習い事、さらに習い事選びのポイントをご紹介しています。
小学校に通う子どもの習い事事情
厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査」によると、小学3年生の87.7%が習い事をしており、年々増加傾向にあります。習い事は子どもたちの生活の一部として定着しつつあるといえるでしょう。
習い事の種類には性別による傾向が見られ、男児では「水泳(40.0%)」「サッカー(21.1%)」「学習塾(20.4%)」、女児では「音楽(39.6%)」「水泳(34.2%)」「通信教育(22.0%)」が人気です。
またベネッセ教育総合研究所の調査では、有料の習い事をしている小学生は全体の70%、そのうち2つ以上の習い事を掛け持ちしている割合は54.7%でした。1か月の平均費用は16,676円で、2021年の14,471円から増加しています。
近年は習い事の選択肢が多様化しており、子どもの興味や家庭の方針に応じて選ばれています。
子どもに人気の習い事ランキングTOP5
小学生に人気のある習い事には、どんなものがあるのでしょうか。学研教育総合研究所が2023年10月に行った調査によると、小学生が学校以外でしている習い事のランキングは以下の通りです。
1位 水泳
2位 塾
3位 英会話教室
4位 音楽教室
5位 通信教育
6位 習字・書道
7位 サッカー・フットサル
8位 体操
9位 そろばん
10位 ダンス(バレエ以外)
・水泳
2023年に行われた調査結果によると、習い事で水泳に通っている小学生の割合は27.0%と全体の約3割を占めています。特に小学校低学年から中学年にかけて水泳を習っている子どもが多く、小学生の習い事としてポピュラーかつ人気が高いことが分かります。
水泳は小学校の体育の授業でも習うことから、泳げなくて劣等感を抱かないようにという気持ちで子どもを通わせる親御さんも多いようです。
水泳は全身運動であり、継続することで基礎体力や免疫力の向上が期待できるため、子どもの体力づくりや健康維持に役立つという点も人気の理由のひとつです。
・塾
学習塾も人気の高い習い事です。2023年の調査によると、塾に通う小学生の割合は全体の19.3%を占めています。
塾に通う理由には、学校の授業の補修として通うケースの他に、中学受験の対策として通うケースがあります。
塾に通っている子の割合は高学年で特に高くなっていて、5年生で28.0%、6年生では30.5%に達します。
学年が上がるにつれて、受験に向けての勉強や中学校入学後に授業についていけるように対策を始めるご家庭が多いようです。
・英会話教室
英会話教室も、2023年の調査で小学生全体の15.4%が通う人気の高い習い事です。
小学校では3年生と4年生で「外国語活動」、5年生と6年生で「外国語科」という教科として学ぶことになるため、2年生ごろから英会話教室に通い始める子どもが増える傾向にあります。英会話教室は歌や簡単なゲームなどを通して学べるところが多く、子ども自身が楽しみながら通えるところが魅力となっています。
・音楽教室
2023年の調査によると、音楽教室に通う小学生の割合は全体の14.5%を占めています。男女別の割合でみると、男子は8.3%であるのに対して女子が20.7%と、どちらかというと女子に人気の高い習い事であることが分かります。
音楽教室に通うことによって集中力や言語能力の向上が期待できるほか、楽譜や楽器に親しんでおくと、小学校の音楽の授業で行う合唱や合奏で活躍する機会が増えるというのもポイントです。
・通信教育
通信教育を受講している小学生の割合は、2023年の調査によると10.8%です。
通信教育は自宅で手軽にそれぞれのペースで進められる点が魅力です。毎日続けることで、自主的に学習する習慣が身に着くのも大きなメリットです。また付録やタブレット学習で飽きずに学べる工夫がなされているという点も、子どもからの人気が高い理由のひとつでしょう。

男の子に人気の習い事ランキングTOP5

2023年の調査によると、男の子に人気の習い事は次のようになっています。
1位 水泳
2位 塾
3位 サッカー・フットサル
4位 英会話教室
5位 通信教育
1位の水泳は、体力づくりや運動能力の向上が期待できることから、これからさまざまなスポーツを始めるうえでの基礎として習わせたい保護者が多いようです。
2位の塾は、近年中学受験の受験者数が増加傾向にあることも関係し、受験対策や普段から学習する習慣を身につけてほしいという理由で人気が高くなっています。
3位にはサッカー・フットサルがランキング入りしています。子ども自身がやってみたいと言ったり、周りのお友達がやっていたりといった理由で始める子が多いようです。
4位の英会話教室は、将来役に立つからという理由や、子どもが興味を持っていたという理由が多く、楽しみながら英語が身につく点が魅力となっています。
5位は通信教育で、学校の授業で役立つ、自分のペースで続けられる、他の習い事と並行して続けやすいというメリットがあります。
女の子に人気の習い事ランキングTOP5

2023年の調査によると、女の子に人気の習い事は次のようになっています。
1位 水泳
2位 音楽教室
3位 塾
4位 英会話教室
5位 習字・書道
1位の水泳は、体力づくりや運動能力を身につけられることに加えて、心肺機能や免疫力の向上も期待できることから、男女問わず人気の高い習い事です。
2位には音楽教室がランクインしています。音感やリズム感が身につき、たくさんの音楽に触れることで感受性や集中力が磨かれるというメリットもあります。
3位の塾は、中学受験を検討している家庭はもちろん、普段から勉強する習慣を身につけてほしいなどの理由から、男女問わず人気のある習い事です。
4位の英会話は、グローバル化に対応できるよう子どもの頃から英語に親しんでほしいという理由や、楽しそうで子ども自身がやってみたいと希望する傾向が多いようです。
5位には習字・書道がランクインしています。字がきれいに書けるようになるというメリットはもちろん、姿勢が良くなる、集中力が身につくといった点も魅力です。
子どもにさせたい習い事ランキングTOP5
ヒューマンアカデミーこども教育総合研究所が2020年に未就学児・小学生・中学生の保護者75名を対象に行った調査では、小学校低学年のうちに習わせたい習い事のランキングは以下の通りでした。
1位 英語
2位 スポーツ
3位 音楽
4位 書道、プログラミング、体操・ダンス
5位 算数
英語が22%と最も人気が高く、続いてスポーツが20%、音楽が11%を占めています。書道とプログラミング、体操・ダンスはそれぞれ10%とほぼ同数で、人気の高いオーソドックスな習い事の中に、プログラミング教育という新たな分野の習い事がランクインしているのが特徴的です。5位には算数が入っており、1位の英語と合わせて勉強に関する習い事への関心の高さが伺えます。

子どもの習い事はいつから?
株式会社インタースペースが運営する「ママスタまなび」で行った調査によると、習い事を始めた年齢で一番多かったのは3歳で22.2%でした。続いて多いのが4歳の21.3%、3番目は0歳で12.9%となっており、この調査で習い事は3~4歳で始める子が最も多く、0歳~6歳の未就学児のうちに何かしらの習い事を経験している子が約9割を占めていることが分かっています。
個人差はありますが、3~4歳頃の子どもはさまざまなことに好奇心が旺盛で、言語能力やコミュニケーション能力も発達してくる時期です。そのため、習い事を始めるのにぴったりの時期といえるでしょう。
子どもの習い事の選び方
子どもにどんな習い事をさせたら良いのか悩んだときは、まず習い事選びのポイントを抑えましょう。
・子どもの性格と希望を優先する
・通いやすい場所を選ぶ
・予算を考える
・習い事の頻度を考える
これらのポイントについて詳しくみていきましょう。
・子どもの性格と希望を優先する
こんな習い事をさせてみたい、こんなことが得意になってほしいなど、我が子に対して希望や期待をつい持ってしまうのが親心ですが、習い事をするのは子ども自身です。親の希望だけでなく、子ども本人がやりたいことを優先するのが大切です。また習い事の教室の雰囲気や先生との相性など、子どもの性格に合った習い事を見極めることも長続きのポイントです。
・通いやすい場所を選ぶ
習い事は、特に子どもが小さいうちは保護者の送迎が必要です。学年が上がって1人で習い事に通えるようになっても、帰る時間が遅くなる場合などは保護者の付き添いが必要になることも。そのため習い事の場所が遠方だったり、送迎時間の確保が難しかったりする場合は、習い事を続けられなくなってしまう可能性があります。無理なく通える範囲の距離にあるか、送迎のバスがあれば利用できるかなど、交通手段を確認して送迎が負担にならない習い事を選びましょう。
・予算を考える
予算も習い事選びの重要なポイントです。習い事によっては、月謝の他に冷暖房代やバス代がかかる場合もあります。また運動系の習い事ではユニフォームやラケットなどの道具を揃えたり、試合会場までの遠征費用などがかかったりすることもあります。文科系の習い事でも発表会のための衣装代や会場を借りる費用、楽器などの道具の購入が必要になる場合があります。月謝だけでなく、長く続けるうちにかかる費用についても考慮しておくと良いでしょう。
・習い事の頻度を考える
一週間のうち、習い事の回数が多すぎると子どもが疲れてしまったり、やる気の低下につながることもあります。さらに月謝などの費用や送迎の回数も増えるため、保護者の負担も増えることに。子どもが意欲を持って通えて、保護者の金銭面、体力面での負担にならない頻度で通えると良いでしょう。
習わせて良かった!おすすめの習い事4選
ここでは保護者からの「やっていて良かった!」という声が多い習い事について詳しくみていきましょう。
・ロボット教室
・こどもプログラミング教室
・科学教室
・さんすう数学教室
・ロボット教室
ロボット教室は自らの手でロボットを完成させる、ものづくりを通した学習コンテンツです。ものを生み出す創造力や集中力、パーツの組み立てを考える中で空間認識力などの向上が期待できます。実際にロボット教室に子どもを通わせていた保護者からは「ものの仕組みについて興味を持つようになった」という声のほか、「手先が器用になった」「説明書をみながら進めていくため国語への読解力がついた」などのメリットが挙げられています。
・こどもプログラミング教室
大人から見ると「難しい」「とっつきにくい」という印象のあるプログラミングですが、2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化し、現代の子ども達にとっては身近な存在になりつつあります。プログラミング教室はプログラミングの基礎を学ぶことで失敗(課題)と出会い、試行錯誤を繰り返しながら問題解決力を育むことができます。実際に子どもがプログラミング教室に通っている保護者からは「学校でパソコンを使う時にクラスのヒーローになっているみたい」「すぐに諦めたりいやになって投げ出す癖がなくなった」などのメリットがあったという声があります。
・科学教室
科学教室では、科学実験を通して理科や科学に親しむことで、子どもの好奇心や探求力を育むことができます。科学教室に通うメリットとしては「論理的思考力」「集中力」「探求力」「考察力」の向上が期待できるという点が挙げられます。また仲間と一緒に協力して実験を行い、気づいたことを教えあうことで協働の精神も学べるのが特徴です。実際に科学教室に子どもが通っていた保護者からは「知識が増えて自信につながったようだ」「家ではなかなか実験を行うことは難しいので通って良かった」といった声が挙がっています。
・さんすう数学教室
算数で分からないところをそのままにしていると、その先の授業でも度々つまずくことになってしまいます。さんすう数学教室では学校で分からなかった箇所を復習したり、理解度が高ければステップアップするなど、自分のレベルや進度に合わせた勉強を行うことができます。実際にさんすう数学教室に子どもが通っていた保護者からは「知らない間に毎日コツコツやる習慣と速く計算する力が身についていた」「計算力が上がって、中学受験の模試の計算問題の精度が上がったように感じる」といった意見が挙がっています。
子どもに習い事をさせるメリット
習い事には、子どもの成長をサポートするさまざまなメリットがあります。学校や家庭以外での交友関係が広がることや、自主性や積極性が育まれることなど、習い事を通じて得られる経験は貴重です。ここでは、具体的なメリットについて詳しく紹介します。
・交友関係が広がる
習い事に通っていると、学校と家庭以外に居場所ができるというメリットがあります。学校で毎日会う友達とは違う交友関係を築くことで子どもの世界が広がり、さまざまな刺激を受けることができます。また学校の友達との関係が上手くいかなかったり悩み事があったりするときには、習い事での交友関係が気分転換の場になることも。さらに保護者同士でも違う学校や地域の情報を共有し、新たな視点を得られるというメリットもあります。
・学校ではできない成長ができる
習い事はプロの講師による指導のもとで子どもが興味・関心のあるものを学べるため「好きこそものの上手なれ」で自主性や積極性が自然に育まれ、学校の勉強だけでは得られない成長が期待できます。また習い事によっては、学年や住んでいる地域が違う人とも交流することになります。そのため、コミュニケーション能力や社会性が身につきやすくなるというのもポイントのひとつです。
子どもに習い事をさせる際の注意点
習い事は子どもの成長に役立ちますが、無理に続けさせたり詰め込みすぎたりすると負担になることもあります。子どもの希望を尊重しながら、適切なペースで取り組めるようにすることが大切です。ここでは、習い事を選ぶ際の注意点について解説します。
・子どもの希望に合った習い事をさせる
習い事を決める際、親の希望ももちろん重要ですが、一番大切なのは子どもの気持ちです。子ども本人のやる気がないのに続けさせても、ストレスになったり習い事に行くのを嫌がったりと、後々苦労することになりかねません。子どもが大きくなった時に「なんで無理やり通わせたの!?」と言われてしまう可能性もあります。子どもの希望を尊重し、親子で話し合いながら子どもが本当にやりたい習い事を選ぶことが大切です。
・習い事を多くしすぎない
習い事を複数している子どもは少なくありません。さまざまなことに興味、関心があるのは素晴らしいことです。ただし複数の習い事をする場合、始めるタイミングに注意しましょう。一度にいくつもの習い事を始めると、緊張や忙しさで子どもが疲れてしまう可能性があります。新しい環境に慣れるには時間が必要です。まずはひとつの習い事に慣れ、気持ちに余裕が出てきたら次の習い事を始めるといったように、習い事を始めるタイミングが重ならないようにできると良いでしょう。
小学生の習い事でよくある質問
小学生が習い事に通う意味はある?
小学生のうちから習い事に通うことには、大きな意味があります。まず、習い事を通じて興味のある分野を深められる点が挙げられます。スポーツや音楽・学習系の習い事は、それぞれのスキル向上だけでなく、継続する力や自己表現の場を提供してくれます。
また習い事には学校とは異なる環境があり、さまざまな年齢や地域の子どもたちと交流する機会にもなります。これにより協調性やコミュニケーション能力が育まれるほか、社会性を身につけることにもつながります。
ただし子ども本人の意欲がなければ、習い事が負担になってしまうこともあります。親が過度に期待しすぎたり無理に通わせたりすると、子どもが習い事を嫌いになってしまう可能性もあるため、子どもの気持ちを尊重することが大切です。習い事を選ぶ際には、子ども自身が楽しみながら成長できるものを見つけることが重要です。
スポーツ系の習い事と勉強系の習い事は同時に習わせてもいい?
スポーツ系と勉強系の習い事を同時に習わせることは可能ですが、子どもの負担にならないようにバランスを取ることが大切です。運動と学習を両立させることで、体力と知的スキルの両方を伸ばせるメリットがあります。たとえば平日は学習塾やそろばん、週末はスポーツ系の習い事を取り入れることで、効率的に取り組めます。
一方で習い事が多すぎると、子どもが疲れたりストレスを感じたりすることもあります。特に宿題や自由時間が確保できないほどスケジュールが詰まると、習い事を楽しめなくなる可能性があります。そのため子ども自身が無理なく続けられる範囲で、習い事を選ぶことが大切です。
また、送迎などによる保護者の負担も考慮しながら計画を立てることが重要です。スケジュールを決める際には、まずは1つの習い事に慣れてからもう1つ追加するなど、段階的に取り組むのも良い方法です。子どもの様子を見ながら、柔軟に対応することを心がけましょう。
習い事を始めるなら「ヒューマンアカデミージュニア」
どのような習い事が向いているかは子どもによって違ってきます。「教室の雰囲気が合わない」「本当はやる気がない」など、習い事がストレスになるような状態が続くのは良くありません。嫌々通っていても成果は思うように出ませんし、ストレスによって子どもがイライラしたり、元気がなくなってしまったりする可能性もあります。ヒューマンアカデミージュニアは、プログラミング教室やロボット教室、科学教室、さんすう数学教室など、子ども向けの習い事が充実しています。ぜひ見学や体験授業を受けてみて、子どもの興味のある習い事を見つけてみてください。
まとめ
小学生の習い事についてご紹介しました。6~12歳は子どもの言語能力や認識力、情操が育まれる大切な時期です。この時期に好奇心のあること、興味のあることに取り組むことで知識や経験が蓄積され、子どもの自信につながります。中学生になると部活や試験勉強で忙しくなり、興味のあることに取り組む時間が取りにくくなります。まだ放課後や週末に時間の余裕がある小学生のうちに、好きなことに思う存分取り組んでみてはいかがでしょうか。