ムリなく着実に身につける!小学生の計算力を鍛える方法とは?
2023/03/30
「来年度からの算数の授業、ちゃんとついていけるかな?」「算数の苦手な単元がある…潰しておかないといけないよね…」このように、お子さまの算数の勉強について不安に思う保護者の方は多いのではないでしょうか?
特に、算数の学習の基礎となる計算は、多くの小学生が苦手意識を持ちやすい分野です。そのため、学校だけでなく家庭でも、計算の仕方でつまずいてしまわないよう、準備しておきたいところです。
今回は、4月からの新学年でよいスタートダッシュが切れるように、小学生が身につけておきたい計算力の目安や家庭でも実践できる計算力トレーニングの方法を紹介します。
小学生に必要な計算力はどのくらい?
すでにご存知の方も多いかもしれませんが、計算力とは、「数字を理解し正確に計算する能力」のことを指します。算数を学校で習うときはもちろん、日常生活でもさまざまな場面で必要になる力が「計算力」です。
日常生活で計算力が発揮されるシーン
- 買い物時のおつり計算…1,000円で800円のものを買うと、残りはいくら?
- 時間の計算…8時までに登校するためには、何時に起きれば間に合う?
- レシピの分量計算…水大さじ3杯は何グラム?小さじ2杯だと何グラム?
- 体重や身長の計算…去年から何センチ、何キログラム増えた?減った?
- ゲームのスコア計算…何点差でゲームに勝った?
これからの学習の土台となる知識を学ぶ小学生の時期は、学校での授業やテストで好成績をとるためだけでなく、毎日の生活でも素早く正確に計算できる力を身につけることも重要です。小学生の時期は、たし算やひき算をはじめとする基本的な計算が、スムーズにできるようになることを一つのゴールにすると良いでしょう。
小学生で身につけたい計算力の目安
- たし算
1桁どうしや1桁×2桁などの簡単な足し算は暗算で答えられる …など - ひき算
手で計算しなくても答えが出せる、筆算をつかって大きな数のひき算ができる …など - かけ算
九九を暗記して反射的に答えられる、筆算を使って大きな数のかけ算が計算できる …など - わり算
1桁どうしの割り算を暗算でできる、あまりの概念を理解する、大きな数のわり算を筆算で正しく計算できる …など - 少数・分数
小数点や分数の概念を理解し正しく答えが出せる …など - 四則の混じった演算
計算の順番やかっこの意味などを理解し答えが出せる …など
計算を習い始める小学校低学年のうちから、簡単な計算は暗算で素早く解き、卒業するまでに、難しい計算も筆算を使って正確に解けるようになることや、小数や分数をはじめとするさまざまな数の概念を正しく理解しておくことも重要です。
小学生の計算力を測る方法
わが子の計算トレーニングを始めると「今、子どもにどれくらいの計算力があるの?」「本当に計算力が身についているの?」などの疑問をもたれる保護者の方も多いのではないでしょうか?
子どもの現状の計算レベルを把握するための指標のひとつとして有効なのは、言わずもがな、学校のテストの正答率です。テストは学習した単元ごとに問題が出題されることが多いため、結果を見ることで、これまで勉強した計算が正確に身についているのか、単元別の習熟度を確認できます。例えば、文章題や図形問題で、どのような間違いが多いのかを分析することで、暗算のうっかりミスや筆算の書き間違いなど、子どもが苦手なポイントを把握できます。
また、日本数学検定協会が実施する「算数検定」という資格試験で計算力を確認する方法もあります。算数検定は、算数の知識や技能を測るためのもので、小学1年生から6年生までの内容が、11級から6級までのそれぞれの級に対応しています。算数検定を受けてみると、計算問題の正答率で、今の計算力を数値的に測ることができます。
小学生から計算力を鍛えておけば、授業が理解しやすくなる!
算数において計算力は、さまざまな問題を解くのに必要な基礎的能力です。また、計算力は、学年が上がれば理科や社会など、他の教科でも使う機会が増えます。そのため、計算力を身につけておくことで、学年が上がっても学校での学習が捗りやすくなります。
さらに、計算を身につけておくことで、暗算力や集中力などの力も身につき、学習効率やひらめき力の向上にもつながります。
計算力を鍛えることで身につく力
- 暗算力
計算機を使わずに頭の中で素早く計算する力 - 集中力
正しい答えを出すために注力して取り組む力 - 短期記憶力
計算の過程で現れる数字を素早く一時的に記憶する力 - 論理的思考力
順序立てて正しい答えを導き出す力 - 瞬発力
素早く反応して正確に計算する力
日常生活で数や計算を理解すると計算力が鍛えられる
算数を学び始めたばかりの小学校低学年の時期や、算数に苦手意識をもつ中学年から高学年の子どもが計算力を伸ばすためには、まず「計算に慣れる」ことが重要です。日常生活でも計算する機会を多く取り入れて、数や計算のルールを理解していきましょう。
保護者が日常生活で「前の車のナンバープレートの数を足すと?」「誕生日まであと何日かな?」などの問いかけをしながら、ゲーム感覚で数に触れる機会を作ってあげるのがおすすめです。
日常生活で数にふれる機会の例
- 車のナンバープレートの数を足すと?引くと?
- 誕生日まであと何日?
- ジュースを全員に同じ量にわけるには?
- 1,000円ギリギリでおやつを買うためには?
- 時速40kmで走る車、後どれくらいで着く?
- 小麦粉200gでたこ焼き30個作れる、100個作るには小麦粉どれくらい必要?
また、子どもが自分の力で答えを導き出すことができたら、保護者は褒めてあげるようにしましょう。計算に時間がかかってしまったり、間違えてしまったりしても、頭ごなしに子どもを否定するのでなく、「1の位の数字が惜しかったね。でも計算スピードはすごく速くなってるよ!」などのように、自分の力で考えて答え導き出せた過程にも注目して褒めるようにしましょう。
保護者が褒めることで、子どもは間違えた所があっても素直に振り返ることができ、前向に計算に取り組むことできます。
繰り返し学習で苦手を復習し、計算力をさらに高める
日常生活で算数に慣れてきたら、同じ計算問題を解く「繰り返し学習」を取り入れることで、さらに計算力を伸ばすことができます。学校の算数の授業でも「復習」が重視されているように、繰り返し学習は計算力を定着させる有効な手段の一つです。
算数の繰り返し学習は、100マス計算などのシンプルな計算ドリルを使うケースが一般的です。単純な計算問題でも何度も繰り返し解くことで、素早く正確に答えを導き出せるようになります。また、苦手な分野があれば、集中的に問題を解くことで、記憶を定着させ、正しい解き方を確実に身につけることにもつながります。
タブレット学習なら、自分のペースで計算力を鍛えられます!
お子さまの計算力をもっと伸ばしたいと考えている方には、繰り返し学習にも最適な、ヒューマンアカデミージュニアの「さんすう・数学教室」がおすすめです。
「さんすう・数学教室」では、おもにタブレットを使って多くの計算問題を解き進めていきます。学習時間は、子どもが継続的に学習に取り組むのに適した1日15分までに設定されているので、ムリなく習慣化できます。ます。また、週に1回以上は先生と目標や進捗状況を確認する時間もあるため、自分の学習状況を振り返りながら効果的に学習を進めることができます。
さらに、「自分の苦手がわかる」など、計算力を身につけるために必要なポイントもおさえながら学習できます。
- 自分の苦手がわかる
タブレット上で、取り組んだところ、できたところ、できなかったところがグラフで色ごとに表示されるため、自分で苦手なところを確認でき、ピンポイントで苦手なところを対策しやすくなります。
- 習熟度別で勉強できる
東京大学先端科学技術研究センターの教授として数理物理学を専門とする西成先生監修のカリキュラムのもと、タブレットと専用アプリ、Webサイトを活用して一人ひとりの習熟度に合わせた無理のない学習ができます。
- いつでも学習できる
持ち運びのしやすいタブレットを使用するため、いつでもどこでも空いた時間に学習できます。習い事などで集中的に時間を取りにくいという子にもおすすめです。
実際に「さんすう・数学教室」に通う子どもの保護者の方からも、「できないところは戻って復習するなど、徐々にステップアップできて、やる気が続きやすい」「家庭でも毎日取り組んでおり、学習習慣の定着に役立っている」などの声をいただいており、計算力が身につくとともに、子どもの成長を実感できると好評です。
ヒューマンアカデミーの「さんすう・数学教室」では、実際にタブレットを操作した学習をお試しできる無料の体験授業も実施しています。ご興味がある方は、ぜひこちらからご確認ください。
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