子どもの「非認知能力」を育てよう~会話でできる簡単トレーニング~
2021/02/12
前回は、「非認知能力の定義」と「なぜ重要視されているか?」をご紹介しました。非認知能力が、将来の成功につながるスキルとして注目を集めており、経験や体験によって身につけていくスキルであることを考えると、どうすればその「非認知能力を育てることができるのか?」が気になるかたも多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、非認知能力の育て方と、最新の「非認知能力を測る取り組み」をご紹介いたします。
今日からできる!非認知能力の育て方
非認知能力は幼児期から伸ばすことができるため、人によっては「幼児期にやらないと意味がない」と聞いたこともあるかもしれません。ですが、非認知能力は小学生や中学生、そして私たちのような大人でも伸ばすことができます。
そこで今回は、小学生以上の子どもの非認知能力を伸ばすためにぜひやっていただきたい取り組みを、非認知能力の中でも「コミュニケーション能力」に焦点をあててご紹介します。
コミュニケーション能力を伸ばす
コミュニケーション能力は、学校の中だけでなく、社会に出てからも重要なスキルです。「自分の言いたいことを伝える」「人の話をちゃんと聞く」ことだけがコミュニケーション能力ではないので、「相手の話を理解したうえで自分の意見を伝える」練習でコミュニケーションスキルを伸ばすことが必要です。
- 親子で関心のある話題をみつけましょう。(ニュースや本を見ながら話題を探してみるのもおすすめ)
- その話題について親目線での意見を子どもに話しましょう。(一度に話すのは1人だけ)
例)親:
「今週末は雨みたいだね。今日のうちに上履きを洗った方が良いと思うんだけど今晩洗ったらどうかな?」 - 2の後、親の意見をどう思うか、子どもの意見を聞いてみましょう。
自分の意見を言うだけではなく、相手に言われたことを理解し、どう思うのかについて伝えてもらうことがポイントです。
最初、難しい場合は、事例を示しながら練習してみるのも1つの方法です。
例)子ども:
「確かに今週末は雨で、今日上履きを洗った方が良いかもしれない。(親の意見)だけど、今晩は見たいテレビがあるから明日でもいいかな。(本人の意見)」
子どもは自分の話をするとき、「何を話そうか?」と考えることに気をとられてしまい、他人の発言を中途半端に聞いてしまうこともたびたびあります。「話を聞かない」ことはコミュニケーションの失敗にもつながりやすくなるため、まず話をしっかりと聞き、理解したうえで返事をする練習をしてみましょう。
非認知能力を測る取り組み
「非認知能力を育てる」といっても、そもそも保護者のかたが気になるのは「我が子が、いま非認知能力がどのくらいあるのか?」ではないでしょうか。「非認知能力」が高い方が、子どもの将来に良い影響を与えられるのであれば、今の能力を把握したうえでで、子どもにあった方法でできる限り伸ばしてあげたいのが親心ですよね。
これまで数値化が難しかった非認知能力も、年々注目度が高まるとともに、数値化して目に見えるようにできないか?という試行錯誤が重ねられてきました。最近では、教育機関や研究機関での調査だけでなく、習い事の場でも非認知能力を測る取り組みが始まっています。
ヒューマンアカデミーロボット教室では、教室に通う生徒を対象にした「第1回 ロボット教室アセスメント」がスタートしました。ロボット教室に通う生徒の知識や非認知能力を測る独自の検定” キミの「とくい」発見ワーク”で、お子さまの得意なこと、秀でた能力を保護者のかたも知ることができるようになります。
このように、将来の成功につながると言われる「非認知能力」も可視化できるような取り組みが始まっているので、ぜひ親子でチャレンジしてみてくださいね。
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