小学生からの【お金教育】でまわりに差がつく!お金について学ぶメリットと方法【後編】|こども教育総合研究所
ヒューマンアカデミー こども教育総合研究所

昨今、「お金の教育」への関心が高まってきているようです。前回は、お金の教育を子どものうちから始めるメリットをご紹介しました。今回の後編記事では、お子さまにお金の教育をするときのポイントを3つご紹介します。

子どものお金教育に、積極的に関わってみましょう!

手軽にお金の教育を始めたいとき、子どもにお小遣いをあげて使い道を自由に決めさせるのも一つの方法ですが、大人が積極的に関わりながら、子どもがお金に関する判断を正しく判断できるようにサポートしてあげることも大切です。お金を使う前、使った後に分けてポイントをご紹介します。

ポイント1. 「ほしいモノ」と「必要なモノ」を判断する

子どもは、そのときの欲しい願望に任せてモノを買ってしまい後から後悔したり、使わなくなったりすることが良くあります。これは、子どもが欲しいものを買うとき、「かわいいから」「友達がみんな持っているから」といった感情を優先してしまい、必要性を理性的に判断できていないことが関係していると言われています。子どもが欲しいものを買うときは、必要性や優先度が高いものなのか確認してあげましょう。大人から質問を投げかけて、子どもが考えを整理しやすいように手助けをしてあげましょう。

質問の例

〇〇は今ほしいものかな?それとも必要なものかな?
どうして〇〇が欲しいの?
〇〇はこのくらいお金を使っちゃうけど、〇〇よりも必要なものはないかな?

ポイント2. お金の使い道を定期的に振り返る

子どもは、お金の使い道の善し悪しが自分だけでは判断しにくく、同じ失敗を繰り返した結果、無駄遣いなど、良くないお金の使い方が習慣化してしまうこともあるようです。そこで、「月に1回」や「お小遣いを渡すとき」のようにタイミングを決め、振り返る習慣をつけましょう。大人の視点を交えて子どものお金のやり繰りを振り返ることで、ただお金を使うだけではなく考える力が身につきます。振り返りに合わせて、お小遣い帳に記入したり、買い物記録をメモ、ほしいものをリスト化したりすると、より詳しく反省点や改善策を見つけやすくなります。

振り返りでチェックすること
お金の使い道(内訳)
欲しいけど買えなかったモノは何か?
買ってみて、後悔している買い物は何か?
お金や買い物について悩んでいることは何か?

ポイント3. 子どもの目標や計画を把握する

「子どもが何にお金を使おうとしているのか」を把握しておくことで、大人は必要に応じたサポートをしてあげることができるようになります。
例えば、子どもが何かしらの買い物をしたいと考えているとき、お小遣いをすべて貯金したままだと、実践の機会が与えられずお金教育の意味がなくなってしまいます。もし大人が子どもの購入計画を知っていて、考え方をサポートすることができれば、「お手伝いやテストなどの条件付きで報酬制を提案してあげる」など柔軟にやり繰りの方法を教えてあげることができます。
手持ちのお金を増やす方法が貯金だけでないことも教えてあげることで、子どもは工夫しながらお金の使い方を考えるようになります。


今回は、お金の教育を始めるメリットとポイントをご紹介しました。お年玉をもらったり、進級のお祝いをもらったりなど、子どもたちがお金にふれる機会が増える今だからこそ、普段何気なく扱っている「お金」について、親子で話し合ってみてはいかがでしょうか?お金の教育の第一歩としておすすめですよ。

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執筆:ヒューマンアカデミーこども教育総合研究所 編集部

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