親子で楽しく英語!感謝の気持ちを伝える「サンクスギビングデー」の過ごし方
2020/10/20
北米では10月のハロウィンからホリデーシーズンがスタートしますが、ホリデーシーズンのイベントの中でも特に人気なのが「サンクスギビングデー」です。今回はサンクスギビングデーがどのように祝われているのか、そして英語で感謝の気持ちを伝えるときに役立つ慣用表現をご紹介します。秋の楽しいイベントを活用して、親子で英語を使うきっかけづくりをしてみてはいかがでしょうか。
「サンクスギビングデー」の現地での様子は、こちらの海外特派員レポートもおすすめです。
『秋のアメリカは楽しいイベントがいっぱい!』
サンクスギビングデーとは?
サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)は日本語で「感謝祭」や「収穫感謝祭」と言われる北米の祝日です。毎年11月の第4木曜日がサンクスギビングデーで学校や会社も休みになります。サンクスギビングデーの由来には諸説ありますが、17世紀初めにアメリカ最初の移民であるピルグリム・ファーザーズが初めての穀物の収穫を祝ったことがルーツと言われています。現在のサンクスギビングデーは、当時の歴史的背景を踏まえた祝い方とは異なりますが、家族や親戚が一斉に集まり、ごちそうを食べながらお祝いするのが一般的です。北米の人々にとってサンクスギビングデーは、家族と一緒の時間を過ごせるイベントだと言えます。
サンクスギビングデーの食事はとても豪華
サンクスギビングデーを詳しく知らない方も、食卓の上に大きな鶏の丸焼きとごちそうをテレビや雑誌で目にしたことがあるのではないでしょうか?
サンクスギビングデーに食べるごちそうは「サンクスギビングディナー」とも呼ばれ、中でも七面鳥の丸焼きは欠かせないメインディッシュといえます。他にも、マッシュドポテトや、秋の味覚を詰め込んだアップルパイ、パンプキンパイなどが、サンクスギビングディナー食卓にあがります。これらの伝統的なメニューでは、親や祖父母から代々受け継いだ「秘伝のレシピ」がある家庭も多いことから、長く親しまれてきたファミリーイベントであることがわかります。
家族に感謝の気持ちを伝える機会
家族みんなで食卓を囲みながら楽しいひと時を過ごすサンクスギビングデーでは、感謝の気持ちを家族の前で伝える機会を設ける家庭も少なくはありません。家族が一人ずつ順番に1年を振り返り、感謝したい人や物事をみんなに共有します。
日頃なかなか伝えられない「ありがとう」の気持ちを言葉にすることで、家族の絆もより一層深めることができるのかもしれません。サンクスギビングディナーを作って家族で楽しむのも素敵ですが、アメリカの習慣に倣って、家族や友人に感謝の気持ちを英語で伝えてみてはいかがでしょうか?さまざまな感謝の気持ちを英語で伝えられるようになれば、親子のコミュニケーションももっと豊かになりそうです。
英語で感謝の気持ちを伝えよう
感謝の気持ちやお礼をするときの英語表現は、みんなが知っている”thank you”が定番ですね。この他にも、感謝の気持ちを伝える表現はたくさんあります。ここでは、”thank you”にひと工夫を加えた表現から畏まったフォーマルな伝え方まで、感謝の気持ちを伝える英語表現を紹介します。
いつもの「ありがとう」に一言加えた表現例
日本人の私たちにも馴染みのある“thank you”にひと言加えるだけで、相手への感謝の気持ちをより丁寧かつ具体的に伝えることができます。
・Thank you as always.(いつもありがとう。)
・Thank you for cooking delicious meals.(美味しいご飯を作ってくれてありがとう。)
・Thank you for cleaning up.(片付けてくれてありがとう。)
丁寧な表現で「ありがとう」を伝えてみよう!
“thank you”は広く一般的に感謝に気持ちを伝える時に使う表現ですが、一方で”thankful”や”grateful”はよりフォーマルな場面でも用いられます。どちらの言葉も意味は「~に感謝する」なので、聞き手は”thank you”よりも丁寧で畏まった印象を受けます。アメリカが舞台のTVドラマや映画でも、サンクスギビングディナー中に”I am thankful for~”の表現で感謝の気持ちを伝えている様子が見られます。
家族や友人同士でこのフレーズを使ってみるときは、I am thankful for~やI am grateful to~のフレーズで答えられる疑問文で質問してみると、会話が続きやすくなります。
“thankful”を使った表現の例
・What are you thankful for? (あなたは何に感謝していますか?)
・I am thankful to my family.(家族に感謝しています。)
・I am thankful to my friend.(友達に感謝します。)
“grateful”を使った表現の例
・What are you grateful for? (あなたは何に感謝しますか?)
・I am grateful for staying healthy.(健康でいられることに感謝します。)
・I am grateful for always playing with me.(いつも一緒に遊んでくれることに感謝します。)
“appreciate”を使った表現の例
・I appreciate for your help.(お手伝いいただきありがとうございます。)
・I appreciate for your concern.(心配してくれてありがとうございます。)
・Thank you for coming. I really appreciate it.(来てくれてありがとう。感謝します。)
“I appreciate ~”も「感謝する」という意味で使われる英語表現の一つですが、よりフォーマルな表現としてビジネスシーンでも用いられています。
「ありがとう」といわれたときの返答例
感謝の気持ちを誰かから伝えられたら、英語で「どういたしまして」を伝えてみましょう。
言いやすいフレーズなので、ぜひ親子で日常的に使ってみてください。
・It is my pleasure.(どういたしまして。)
・You are welcome.(どういたしまして。)
・I am glad to help.(お役に立てて嬉しいです。)
「どういたしまして」の表現はYou are welcomeが一般的ですが、いつもと違う言い方をしてみると英語表現の幅が広がるかもしれません。
今回は、アメリカやカナダの祝日「サンクスギビングデー」と感謝祭にちなんで感謝の気持ちを伝える英語表現をご紹介しました。家で過ごす時間が増えている今だからこそ、改めて家族や兄弟姉妹にありがとうの気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?
幼・小・中学生向け英語教室 ヒューマンアカデミー|ランゲージスクール
お子さまが楽しみながら英語4技能がバランスよく身につく英語教室です。
自分から楽しく続けられるよう開発した動画、アプリ、ワークブックなどの
オリジナル教材を使用し、語彙や文法などの知識が身につきます。
加えて、オンラインレッスンで外国人の先生と英語を実際に話すことで、基礎力と実践力の両方を養うことができます。