フランスの海外特派員より、秋のバカンスの過ごし方についてのお便りが届きました。
フランスにはたくさん休暇があるようですね!羨ましい…
ぜひお子さまと一緒にご覧ください!
海外特派員からのお便りーフランス編ー
フランスでは7月、8月の長いバカンスを終えて、9月から学校がはじまります。
しかし、フランスはバカンスの国、2カ月たっぷりと夏休みが終わった後も、秋休み、クリスマス休み、冬休み、春休みと、季節ごとに2週間の休みがあります。つい先日まで、ここフランスでは、この2週間のバカンスのうちの秋休みがありました。
この秋休みは、家族でのんびりと過ごすショートバカンスで、自然を楽しむ家族も多く、森できのこ狩りをしたり、庭の栗、イチゴ、トマト、イチジク、ブラックチェリー、プラム、フランボワーズ等の収穫を楽しんだりと、夏の長いバカンスとは違った過ごし方をするそうです。
というのも、この秋休みは、11月1日にある万聖節(フランス語で「Toussaint(トゥサン)」)をはさんだお休みで、多くのフランス人はお墓参りに行くのだそうです。ちょうど日本のお盆と同じように、お墓をきれいにしたり花をかざったりする習慣があるのだとか。だから、この秋休みは、とくに華やかなイベントがあるわけではなかったようです。
ところが、ここ7~8年ほど前から、ハロウィーンのイベントが盛んになってきたといいます。スーパーではハロウィーンのコーナーができて、ハロウィーン用のキャンディやお菓子などが売られたり、子どもから大人まで、さまざまなサイズのお化けなどのコスチュームも店頭に並んだりと、全国的に盛り上がるイベントになりつつあるような印象です。
日本人ママンお二人にお話をうかがいました。
そんなフランスでのハロウィーンの様子について、
小学生のお子さまを持つ日本人ママンお二人にお話をうかがいました。
Q:みなさんの周りのハロウィーンはどんな様子ですか?
ママンA:10月31日の16時くらいにお友達の家に集まって、子どもたちが仮装やメイクをして、キャンディやお菓子を入れてもらうバッグなどを手に持って、大人が数名引率しながら近所をまわります。英語の“Trick or Treat”をそのままフランス語訳した“Des bonbons ou un sort”(デ ボンボン ウーアン ソー)と言ってまわります。子どもたちの一大イベントですね。
ママンB:私の街ではPTA行事として行われ、ハロウィーンの日がある週の金曜日の夕方17時~18時ごろに子どもたちが家を回るという告知をします。この事前告知には、訪問してよければランプを置くなど、目印を置いてもらうことになっています。というのも、アメリカのイベントだから関係ないという人もけっこういたり、毎年準備してくれる人もいたりと、ハロウィーンへの関心がまちまちだからです。そして当日、 学校が終わったあと、親も仮装して子どもたちに同行し、5-10人ぐらいのグループになってまわります。
大人も子どもも甘いものが大好きで、毎日の給食でもデザートが付くのが当たり前なフランス。にわかに根づきつつあるハロウィーンは、「ボンボン(キャンディ)」をたくさんもらえる子どもたちがとても楽しみにするイベントになっています!