親子で留学!とっておきのグローバル教育
2019/10/24
グローバル教育の必要性
日本に滞在する外国人の数は年々増加し、国際化がますます進む昨今。
日本学生支援機構(JASSO)の調査によると、平成29年5月1日現在の留学生数は、267,042人(前年比 27,755人(11.6%)増)となり、日本語教育機関(日本語学校)に通う学生が最も多く78,658人で、次いで大学(学部)留学生77,546人、専修学校(専門課程)留学生58,771人と続きます。※
※独立行政法人日本学生支援機構(JASSO):平成29年度外国人留学生在籍状況調査結果より(https://www.jasso.go.jp/about/statistics/intl_student_e/2017/index.html)
外国人が日本で学びたいと思う理由の一つに、費用の安さと日本語の学びやすさがあります。欧米各国では、自国の学生を優遇し留学生には高い学費を課す一方、日本では留学生の学費を免除する傾向にあるため、経済的な理由で日本を選ぶ留学生が多く存在します。そのため、経済的理由や語学レベルの事情により、日本へ来る留学生が増加しているという背景があるようです。
たしかにここ数年のうちに、コンビニエンスストアや飲食店など街中で外国人を目にする機会が増えたと感じます。
そんな時代を生きる子どもたちに向けて、私たち大人がグローバル教育についてしっかり考えていく必要があるのではないでしょうか。
さまざまな方法がありますが、今回は保護者の間で密かな人気の「親子留学」についてご紹介します。
親子留学とは?
親子留学とは、簡単に言うと親子揃って留学すること。一週間の短期留学でも四年間の本格長期留学でも、親子一緒なら親子留学です。
小学生の単独留学については、イギリスの寄宿学校へ入学するケースを除き、通常は留学斡旋会社や英語教室が主催する短期英語キャンプに参加するしかありません。そのため中長期で留学する場合には、親子留学としてお母さんと子どもが一緒に海外へ渡ります。費用面、期間、治安、習得できる英語力など、重視するものは人によりさまざまですが、日本から海外へ留学する学生の年齢は低年齢化しているため、安全に楽しく滞在できるプランも豊富にあります。
親子留学で人気のある国ランキング
- 費用面ならフィリピン
フィリピンは、気軽に短期親子留学するのにぴったりです。ただ、フィリピン留学は短期で集中的に英語を勉強することには向いていますが、現地の文化や国際交流を楽しむスタイルの英語留学ではありません。(予算目安:1カ月45万円ほど) - 治安面ならオーストラリア
治安が良くのんびりしたお国柄から、中、長期親子留学に向いているオーストラリア。本格的な英語力を身につけるなら年単位の留学が必要ですが、オーストラリアなら地域のコミュニティー活動も盛んなので、滞在中には、生活そのものを楽しむことができます。(予算目安;1年間600万円ほど) - 王道アメリカ
費用は、どの英語圏(例えばイギリスやハワイ)へ留学するよりも高くなりますが、アメリカ本土留学は多くの日本人にとって、いまだに憧れの存在です。スポーツ、観光、有名大学の雰囲気を楽しむなど、その土地で滞在することにより体験できる、勉強以外の要素も魅力的です。(予算目安:1カ月85万円ほど)
メリットとデメリット
- メリット
「英語ができるといいな」という気持ちを育てるのには、まず現地で生活してみるのが一番です。子どもは現地の人にも声をかけてもらいやすいので、近所の人と簡単な会話を楽しむ機会が豊富なのも、子どもならではです。 - デメリット
留学の醍醐味は、現地の人や、ほかの留学生との交流です。親子留学では親子で同居するケースがほとんどで、寮生活やホームステイは通常行いません。主流はアパート暮らしです。そのため、放課後の時間をうまく使わなければ、一日の半分は日本にいるのと同様、家族で過ごすことになります。
短期か長期か
- 短期
親子そろって語学学校へ通うのが一般的です。放課後は学校主催のバス遠足で街へショッピングに出かけたり、ビーチでBBQをすることもあります。 - 長期
ビザ手配の関係から、お母さんが現地の大学へ留学して子どもを帯同する形にし、子どもは語学学校ではなく現地の小学校へ通うのが一般的です。小学校へ通うため、行事にも参加でき、短期語学留学とはまた違ったスタイルの滞在を楽しめます。
おわりに
「親子留学」と一口に言っても、国やプログラムなど、個人のスタイルに合わせてさまざまな選び方ができるようです。
冬休みや夏休みなどの長期休暇を利用して、親子で直接現地の環境に身を置いても良いかもしれません。旅行とは異なる体験をすることで、より高度な学習効果がありそうですね。
サイトオープンに先駆けて、メールマガジンにて保護者の皆さまを対象に実施した【お子さまの海外留学における意識調査】では、約84%の方が「お子さまの留学に興味がある」という結果となっていることからも、留学に対する意識が高まっていることが分かります。詳しくはレポートをご参考ください。