10月31日のハロウィーンは、今や日本でもお馴染みの仮装イベントですね。
アメリカでは子どもたちが「Trick or Treat！」（お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ！）と言いながら近所を回り、キャンディーなどを集める姿が有名です。

そこで今回は、楽しいハロウィーンについてご紹介します！
親子でできる英語クイズも、ぜひチャレンジしてみてください♪

―Contents―

• 意外と知らない？ハロウィーンの起源
• なぜ仮装するの？
• ハロウィーンの合言葉の意味
• 親子でチャレンジ！英語クイズ
• ハロウィーンの伝統ゲーム「アップルボビング」

2000年以上も前のアイルランドでは、ハロウィーンは日本のお盆のような行事で、祖先がこの世に帰ってくるのを出迎える日でした。
その後少し様子が変わり、次々と現れる霊を追い払うために焚き火を起こしたり、コスチュームを着たりと、現在のハロウィーンに近い形に変化していきます。
ヨーロッパから多くの移民がアメリカへ押し寄せたことで、アメリカでもハロウィーンは大きなイベントとして認識されるようになりました。　

今ではあらゆるコスチュームによる仮装が存在しますが、ハロウィーンがまだ伝統行事として執り行われていた頃は、仮装はお化けの仮装のみでした。

ハロウィーンになると大量の霊が現れてこの世をさまよい、悪行を働くと考えられていたため、これを防ぐ手段として、人間たちもお化けの格好をすることで霊のふりをしたのがきっかけと言われています。霊の仲間になれば狙われずに済む、という考えからだったのですね。

また、仮装をしない場合にはさまよう悪霊たちに賄賂として甘いお菓子を渡し、悪さをされるのを免れていたと言われています。これが有名な「Trick or Treat！」（お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ！）の始まりです。

「トリック（trick）」は、日本語でマジックの時に使う「トリック」と同じイメージで、人を出し抜くための策略です。
ハロウィーンの場合は、だます行為そのものを「トリック」と表現し、日本語では「いたずら」と訳されています。
一方、「トリート（treat）」とはご褒美やごちそうのことです。

「Trick or Treat」は「Treat（ここではキャンディー）をくれなければ、Trick（いたずら）をするぞ～。」という意味で、ハロウィーンが商業イベントとして定着するよりもずっと前から行われていました。

ちなみに「お菓子は必要ないけど是非ともハロウィーンを祝う挨拶を」という大人たちは「Happy Halloween！」と声をかけ合います。
「Happy Birthday.」と同じ感覚で、この「Happy」は「おめでとう」という意味で使われていて、クリスマスの時期に「MerryChristmas.」と言うのと同様、気軽な挨拶として使われています。

アップルボビングは、ハロウィーンの時期によく行われるゲームです。日本のヨーヨー釣りに似た遊びで、水に浮かぶリンゴを口だけを使って、多く手に入れた方が勝ちというもの。
水上のパン食い競争さながらに、リンゴが浮かぶ桶に頭を突っ込みながらリンゴをくわえてつかみます。とってもユニークなゲームですね。

ハロウィーンのシンボルといえばカボチャですが、収穫時期が重なることから、ボビングのようなゲーム等でリンゴがハロウィーンに欠かせないものであるという地域もあるようです。

また、ハロウィーンの前後（カナダでは10月、アメリカでは11月）には収穫に感謝する日としてThanksgiving Dayという祝日があり、カボチャやリンゴは七面鳥と共にそこでもシンボル的存在として認識されています。

Thanksgiving Day（サンクスギビングデー）についての記事は、こちらをご覧ください♪

クイズの答え：Ｂ Wol（f オオカミ）　
解説：オオカミは動物なのでお化けではないね。お化けなのはオオカミ男だね。